日本付近は高気圧に覆われて、昨日に続いて広い範囲で晴天となる見込みです。日本列島のやや南に高気圧の中心があり、北海道の西側に低気圧が進んでくるため、上空の寒気は北へ後退し、日本列島は暖かな空気に覆われるようになります。

そのため、昼間は各地で気温が上がり、関東から西の地域では15℃を超えるところが多くなる予想です。特に関東では西寄りの風が吹くためフェーン現象が発生して気温が上昇する見込みで、東京都心の予想最高気温は19℃と昼間は上着なしでも快適に過ごせる陽気となります。そのほか、名古屋は16℃、大阪でも15℃と3月中旬から下旬頃の暖かさとなる予想です。

また、北日本でも暖かくなる見込みで、昨日よりも大幅に気温が上がります。仙台では昨日より6℃高い16℃、札幌では昨日より7℃高い11℃の予想となっています。

この急激な気温上昇で積雪が残る地域では雪解けが進みます。屋根からの落雪や路面状況の悪化、山沿いでは雪崩の発生など、融雪災害に十分注意してください。
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この気温上昇によって、スギ花粉が飛びやすくなる見込みです。すでに花粉の飛散が本格化している西日本や東日本では、大量飛散のおそれがあります。まだ、本格的な飛散にはなっていない北陸や東北でも、非常に多く花粉が飛ぶ可能性があるので、花粉症の方は注意が必要です。

薬の服用や帰宅時には服についた花粉を払い落とす、晴れていても洗濯物は外に出さないなど、花粉症への対策を万全にしてお過ごしください。
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