国内:釧路沖震源の震度5弱以上は2005年以来
25日(土)22時27分頃、釧路沖を震源とするマグニチュード6.0、深さ63kmと推定される地震が発生しました。この地震で北海道根室市と標津町で最大震度5弱、釧路市や羅臼町、大樹町、別海町などで震度4、北海道道東の広い範囲や青森県の一部で震度3の揺れを観測しています。
釧路沖を震源とする震度5弱以上の地震が発生するのは2005年1月以来、18年ぶりです。震源の深さがプレート境界よりも少し深く、沈み込む太平洋プレートの内部で発生したとみられます。
釧路沖ではプレート境界型の地震がしばしば発生しており、最近では2004年にマグニチュード7.1、最大震度5強の地震が発生し、50人以上の負傷者が出ています。また、1993年には太平洋プレートの内部が破壊されることでマグニチュード7.5の地震が発生して、死者を含む被害に見舞われました。(平成5年(1993年)釧路沖地震)
千島海溝沿いではプレート境界で発生する巨大地震が懸念されています。こうした地震のタイミングで、改めて避難路や防災グッズの確認などを行うようにしてください。
釧路沖を震源とする震度5弱以上の地震が発生するのは2005年1月以来、18年ぶりです。震源の深さがプレート境界よりも少し深く、沈み込む太平洋プレートの内部で発生したとみられます。
釧路沖ではプレート境界型の地震がしばしば発生しており、最近では2004年にマグニチュード7.1、最大震度5強の地震が発生し、50人以上の負傷者が出ています。また、1993年には太平洋プレートの内部が破壊されることでマグニチュード7.5の地震が発生して、死者を含む被害に見舞われました。(平成5年(1993年)釧路沖地震)
千島海溝沿いではプレート境界で発生する巨大地震が懸念されています。こうした地震のタイミングで、改めて避難路や防災グッズの確認などを行うようにしてください。
国内:十勝地方中部が震源で震度3は2年ぶり
20日(月)3時55分頃、北海道の十勝地方中部を震源とするマグニチュード4.9、深さ118kmと推定される地震が発生しました。この地震で北海道帯広市、幕別町、浦幌町、大樹町で最大震度3、北海道から東北にかけての太平洋側を中心に震度1~2の揺れを観測しました。
十勝地方中部を震源とする震度3以上の地震は2021年5月以来、約2年ぶりで、十勝地方の全域に範囲を広げても、昨年9月以来、5か月ぶりです。沈み込む太平洋プレート内で起きた地震とみられます。
十勝地方中部から南部にかけては深さが100km以上の深発地震がしばしば発生しており、マグニチュード6を超えるような規模の大きな地震も起きています。最近では2013年にマグニチュード6.5、深さ102kmと推定される地震が起きて、最大震度5強を観測しました。
北海道の十勝地方は、十勝沖地震に代表される沖合のプレート境界で発生するタイプに加え、今回用のような深発地震や、十勝平野断層帯の活動による浅い地震の可能性もあり、地震のリスクが高い地域です。
十勝地方中部を震源とする震度3以上の地震は2021年5月以来、約2年ぶりで、十勝地方の全域に範囲を広げても、昨年9月以来、5か月ぶりです。沈み込む太平洋プレート内で起きた地震とみられます。
十勝地方中部から南部にかけては深さが100km以上の深発地震がしばしば発生しており、マグニチュード6を超えるような規模の大きな地震も起きています。最近では2013年にマグニチュード6.5、深さ102kmと推定される地震が起きて、最大震度5強を観測しました。
北海道の十勝地方は、十勝沖地震に代表される沖合のプレート境界で発生するタイプに加え、今回用のような深発地震や、十勝平野断層帯の活動による浅い地震の可能性もあり、地震のリスクが高い地域です。
世界:タジキスタンでM6.8 被害はないとみられる
アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は5回発生しました。最も大きな地震はタジキスタンで発生したマグニチュード6.8です。また、トルコの地震の余震とみられるマグニチュード6.3の地震も起きています。
日本時間の23日(木)の朝、中央アジアのタジキスタン東部を震源とするマグニチュード6.8、深さ約21kmと推定される地震が発生しました。地震のメカニズムは東北東ー西南西方向に張力軸を持つ正断層型と解析されています。
震央周辺では改正メルカリ震度階級でVIIの強い揺れとなりましたが、市街地から離れていたため、被害はないとみられます。
タジキスタンはプレート境界からは離れているものの、インド・オーストラリアプレートがユーラシアプレートにぶつかる運動の影響で大きな地震がしばしば発生します。
2015年には今回の震源に近い所でマグニチュード7.2の地震があり、揺れによって死者が出るなどの被害が起きました。また、タジキスタンでは1949年にマグニチュード7.5、1907年にはマグニチュード7.4の地震が起きて、いずれも10,000人以上の方が亡くなっています。
日本時間の23日(木)の朝、中央アジアのタジキスタン東部を震源とするマグニチュード6.8、深さ約21kmと推定される地震が発生しました。地震のメカニズムは東北東ー西南西方向に張力軸を持つ正断層型と解析されています。
震央周辺では改正メルカリ震度階級でVIIの強い揺れとなりましたが、市街地から離れていたため、被害はないとみられます。
タジキスタンはプレート境界からは離れているものの、インド・オーストラリアプレートがユーラシアプレートにぶつかる運動の影響で大きな地震がしばしば発生します。
2015年には今回の震源に近い所でマグニチュード7.2の地震があり、揺れによって死者が出るなどの被害が起きました。また、タジキスタンでは1949年にマグニチュード7.5、1907年にはマグニチュード7.4の地震が起きて、いずれも10,000人以上の方が亡くなっています。
参考資料など
※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。