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気象庁1か月予報 3月は全国的に高温傾向 雪国は急速な雪解けに注意

2023/02/23 15:06 ウェザーニュース

今日23日(木)、気象庁は2月25日から3月24日までの1か月予報を発表しました。3月は日本列島に寒気が流れ込みにくく、気温の高い所が多い予想です。

特に北日本は平年よりも気温が高くなる可能性が高く、雪国では普段の年以上に急速に雪解けが進むことが考えられます。融雪災害への備えが必要です。

北日本は特に気温が高い予想

この先1か月の気温
この先1か月は西高東低の気圧配置を担うシベリア高気圧、アリューシャン低気圧がともに弱く、日本付近は冬型になりにくい予想です。移動性の高気圧に覆われる日が多く、寒気は南下しにくくなります。平均気温は西日本から北日本で平年より高く、沖縄は平年並みの見込みです。

北日本では3月1日(水)頃から、関東甲信は4日(土)頃から、北陸や東海、近畿では5日(日)頃から気温が平年よりもかなり高くなる可能性があるとして、高温に関する早期天候情報が発表されました。

特に北日本は平年を大きく上回る可能性が高く、雪の多い地域では融雪が急速に進むとみられます。河川の増水や雪崩、地滑りなどの融雪災害のおそれがありますので、注意が必要です。

関東以西では気温の高い状況が続くことで桜の開花が進み、東京や福岡など早い所では3月下旬にはお花見の楽しめる所が多くなるとみられます。
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高気圧に覆われやすく降水量は少ない所が多い

この先1か月の降水量
寒気の南下が弱いため、日本付近では低気圧が発達しにくくなります。移動性の高気圧に覆われやすく、普段の年よりも晴れる日が多くなる見込みです。1か月の降水量は沖縄から西日本、北陸、北日本の日本海側で平年よりも少なく、東海や関東甲信は平年並みか平年より少ない予想となっています。

日本海側は降水量が少ないことに加え、気温が高いため、降雪量は平年よりも大幅に低くなる見通しです。雪解けが早く進む一方で、降る雪は少ないため、早い春の訪れを感じられるかもしれません。
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