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だるま朝日 日の出直後の太陽がくびれる蜃気楼の一種 山口県・宇部

2023/02/17 07:42 ウェザーニュース

今日17日(金)朝は高気圧に覆われて、穏やかに晴れて各地で日の出を見ることができました。

山口県宇部市では、海から昇る太陽が水平線間際でくびれて見える「だるま朝日」が撮影されました。

気温差で生じる蜃気楼の一種

だるま朝日は、太陽の光が屈折することで起こる蜃気楼の一種です。通常、光はまっすぐ進みますが、密度の異なった空気を通ると光は曲がって進みます。空気の密度は、主に気温によって決まるため、上空の冷たい空気と比較的暖かい海面付近の空気の間に大きな気温差が生まれるとそこで光が屈折します。これにより、丸い太陽が歪んでだるまのような形に見えるのです。

宇部市周辺の海域では海水温が12℃ほどですが、放射冷却が効いた影響で冷え込んだ地上付近との気温差が大きくなりました。

昼間は昨日より気温上昇

今日は高気圧に覆われて、各地で昼間は昨日よりも気温が上昇します。朝と昼間の気温差が大きくなりますので、脱ぎ着しやすい服装が良さそうです。

花粉も飛びやすくなっておりますので、花粉症の方は対策をしてお過ごしください。
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写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)もと09さん