国内:熊本県熊本地方で2回の震度3
9日(木)16時19分頃、熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード3.9、深さは10kmと推定される地震が発生しました。この地震で熊本市、大津町、西原村、益城町で最大震度3を観測しています。
熊本県熊本地方を震源とする震度3以上の地震は去年11月24日以来で、地震のメカニズムは幾分、横ずれ成分を含んだ逆断層型と解析されています。2016年に発生した熊本地震の活動域で起きたとみられます。
また、11日(土)16時38分頃にも同じ熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード3.2、深さ約10kmと推定される地震が発生し、熊本市で震度3を観測しました。
熊本地震は布田川断層と日奈久断層の2つの連なる断層が活動した地震です。隣接した断層で強い地震が相次いだ点においては、後述のトルコの地震と似た部分があります。
熊本県熊本地方を震源とする震度3以上の地震は去年11月24日以来で、地震のメカニズムは幾分、横ずれ成分を含んだ逆断層型と解析されています。2016年に発生した熊本地震の活動域で起きたとみられます。
また、11日(土)16時38分頃にも同じ熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード3.2、深さ約10kmと推定される地震が発生し、熊本市で震度3を観測しました。
熊本地震は布田川断層と日奈久断層の2つの連なる断層が活動した地震です。隣接した断層で強い地震が相次いだ点においては、後述のトルコの地震と似た部分があります。
世界:トルコでM7超の地震が2回発生
アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は5回発生しました。すべてがトルコで発生した地震で、最も大きなものはマグチュード7.8です。
日本時間の2月6日(月)の午前、トルコ中部を震源とするマグニチュード7.8、深さ約18kmと推定される地震が発生しました。地震のメカニズムは横ずれ型と解析されています。
また、9時間後の夜には少し北に離れた所でマグニチュード7.5、深さ約10kmと推定される地震が発生。こちらの地震もメカニズムは横ずれ型と解析されています。2回の地震の余震とみられる地震が多数発生していて、マグニチュード6を超える地震が3回発生しました。
震源の近くでは改正メルカリ震度階級でIX(厳密には比較できませんが、日本の震度階級では震度5強〜6弱に相当)の激しい揺れに見舞われたとみられます。
日本時間の2月6日(月)の午前、トルコ中部を震源とするマグニチュード7.8、深さ約18kmと推定される地震が発生しました。地震のメカニズムは横ずれ型と解析されています。
また、9時間後の夜には少し北に離れた所でマグニチュード7.5、深さ約10kmと推定される地震が発生。こちらの地震もメカニズムは横ずれ型と解析されています。2回の地震の余震とみられる地震が多数発生していて、マグニチュード6を超える地震が3回発生しました。
震源の近くでは改正メルカリ震度階級でIX(厳密には比較できませんが、日本の震度階級では震度5強〜6弱に相当)の激しい揺れに見舞われたとみられます。
トルコは複数のプレートの境界で地震国
トルコは国の大部分が「アナトリアプレート」と呼ばれる小さなプレート上に位置しています。南側にはアフリカプレート、南東側にアラビアプレート、北側にはユーラシアプレートがあり、複数のプレート境界に囲まれる形です。
最初に発生したマグニチュード7.8の地震はアナトリアプレートとアラビアプレートの境界に形成されている「東アナトリア断層」の活動とみられます。
近年、トルコで発生した被害の大きな地震としては、1999年に発生したマグニチュード7.6が挙げられます。イズミット地震とも呼ばれる地震は、今回とは違い北アナトリア断層の活動に伴う地震で、大都市イスタンブールを含むトルコ北西部で被害が大きくなりました。
最初に発生したマグニチュード7.8の地震はアナトリアプレートとアラビアプレートの境界に形成されている「東アナトリア断層」の活動とみられます。
近年、トルコで発生した被害の大きな地震としては、1999年に発生したマグニチュード7.6が挙げられます。イズミット地震とも呼ばれる地震は、今回とは違い北アナトリア断層の活動に伴う地震で、大都市イスタンブールを含むトルコ北西部で被害が大きくなりました。
M7.5の地震は誘発地震か
マグニチュード7.5の地震は最初の地震の活動域から少し外れた所で発生しました。最初の地震は北東ー南西方向に活動分布が広がっているのに対し、後の地震は東西方向に分布しており、別の断層が活動したと考えられます。
マグニチュード7.8の地震によっての誘発地震と言えそうです。トルコは東アナトリア断層、北アナトリア断層に代表される大断層だけでなく、中小規模の断層が多数分布しています。さらに誘発される地震が発生する可能性は否定できず、被害の拡大が懸念されます。
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マグニチュード7.8の地震によっての誘発地震と言えそうです。トルコは東アナトリア断層、北アナトリア断層に代表される大断層だけでなく、中小規模の断層が多数分布しています。さらに誘発される地震が発生する可能性は否定できず、被害の拡大が懸念されます。
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参考資料など
※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。