帰宅後「早めの手洗い」が大切!
帰宅後の手洗いは、感染対策のためにも欠かせません。ただ、ライオンの衛生マイスター・藤井日和さんは、「外から持ち込まれるウイルスを家庭内に広めないためには、手洗いのタイミングにも注意したい」と忠告します。
「『帰宅後、手を洗う』という方は多いのですが、ライオンが一般家庭を対象に帰宅後の実際の行動を観察したモニタリング調査から、手洗い前に様々な場所を触っていることがわかったのです。
例えば、帰宅後、手洗い前にソファーに横たわったり、キッチンのカウンターに触ったりするなどです。家庭によっては、手洗い前にテレビやエアコンのリモコンを操作したり、キッチンで食材を冷蔵庫にしまうということがあるかもしれませんね」(藤井さん)
確かに、心当たりのあることばかりです。
「そこで、帰宅時に一定量のウイルスが手についていたと仮定して、帰宅後『早めに手洗いをした時』と『手を洗わなかった時』で、30分間にウイルスがどの程度家庭内に広がるのかをAIでシミュレーションしてみました。
その結果、『早めに手洗いをした時』は、『手を洗わなかった時』に比べて、家庭内のウイルス量が3割以下に抑えられることがわかったのです」(藤井さん)
「『帰宅後、手を洗う』という方は多いのですが、ライオンが一般家庭を対象に帰宅後の実際の行動を観察したモニタリング調査から、手洗い前に様々な場所を触っていることがわかったのです。
例えば、帰宅後、手洗い前にソファーに横たわったり、キッチンのカウンターに触ったりするなどです。家庭によっては、手洗い前にテレビやエアコンのリモコンを操作したり、キッチンで食材を冷蔵庫にしまうということがあるかもしれませんね」(藤井さん)
確かに、心当たりのあることばかりです。
「そこで、帰宅時に一定量のウイルスが手についていたと仮定して、帰宅後『早めに手洗いをした時』と『手を洗わなかった時』で、30分間にウイルスがどの程度家庭内に広がるのかをAIでシミュレーションしてみました。
その結果、『早めに手洗いをした時』は、『手を洗わなかった時』に比べて、家庭内のウイルス量が3割以下に抑えられることがわかったのです」(藤井さん)
「ウイルスの広がりのシミュレーションからは、ウイルス量の違いだけでなく、キッチンやリビング、洋室、寝室、トイレなど、家中にウイルスが付着してしまうこともわかりました。そこに他の家族が触れてしまう可能性があるわけです。帰宅後はまっすぐに洗面所に行き、手洗いを行うことが大切です。
また、AIによるシミュレーションで、帰宅後『玄関で手指消毒をしたあと、早めの手洗いをした時』も調べたところ、ウイルス量が約1割まで抑えられることがわかりました。
『早めに手洗いをした時』と比べても、ウイルスが付着している場所も少ない結果となりました。ウイルスの広がりを抑えたいなら、玄関での手指消毒をプラスするとさらに良いでしょう」(藤井さん)
また、AIによるシミュレーションで、帰宅後『玄関で手指消毒をしたあと、早めの手洗いをした時』も調べたところ、ウイルス量が約1割まで抑えられることがわかりました。
『早めに手洗いをした時』と比べても、ウイルスが付着している場所も少ない結果となりました。ウイルスの広がりを抑えたいなら、玄関での手指消毒をプラスするとさらに良いでしょう」(藤井さん)
帰宅時以外に手を洗っておきたいタイミングは?
帰宅時以外にも、手を洗った方がいいタイミングがあるといいます。
「外出先でドアノブ、つり革、手すりや遊具などの共有物に触った後や、咳・くしゃみをした後は、手を洗っておきたいタイミングです。また、家の中も意外に汚れていることは多いものです。食事や調理の前後、ペットに触った後などは手を洗いましょう」(藤井さん)
「外出先でドアノブ、つり革、手すりや遊具などの共有物に触った後や、咳・くしゃみをした後は、手を洗っておきたいタイミングです。また、家の中も意外に汚れていることは多いものです。食事や調理の前後、ペットに触った後などは手を洗いましょう」(藤井さん)
正しい手洗い方法
感染対策のためには、タイミングだけではなくきちんと洗うことも大切です。
「洗い残しができないよう、指輪や時計は外します。まず、流水でざっと汚れを落としたら、石けんやハンドソープを手に取って泡立てます。
手のひらと甲をしっかりこすり、指の間は手を組むように、親指は、反対の手でにぎってねじるようにして洗います。指先や爪の間は、手のひらの上でこするようにして洗いましょう。
そして、手首は反対の手でねじるように洗います。その後、流水で石けんとハンドソープと汚れを十分に洗い流し、清潔なタオルで拭きましょう」(藤井さん)
よくみれば日常生活のなかで、手は驚くほど様々なものに触れています。正しい手洗い習慣を心がけることが大切です。
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「洗い残しができないよう、指輪や時計は外します。まず、流水でざっと汚れを落としたら、石けんやハンドソープを手に取って泡立てます。
手のひらと甲をしっかりこすり、指の間は手を組むように、親指は、反対の手でにぎってねじるようにして洗います。指先や爪の間は、手のひらの上でこするようにして洗いましょう。
そして、手首は反対の手でねじるように洗います。その後、流水で石けんとハンドソープと汚れを十分に洗い流し、清潔なタオルで拭きましょう」(藤井さん)
よくみれば日常生活のなかで、手は驚くほど様々なものに触れています。正しい手洗い習慣を心がけることが大切です。
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