IoT花粉観測機「ポールンロボ」とは?
「ポールンロボ」は、ウェザーニューズが開発した花粉観測機です。
人の顔に見立てた直径約15cmの球体で、口の部分からは人の呼吸量と同量の空気を吸い込み、空気中に含まれる花粉を観測しています。
観測した花粉の数に応じて、LEDで光る目の色が「白」「青」「黄」「赤」「紫」の5段階で変化するようになっており、設置場所の花粉飛散量がひと目でわかります。
人の顔に見立てた直径約15cmの球体で、口の部分からは人の呼吸量と同量の空気を吸い込み、空気中に含まれる花粉を観測しています。
観測した花粉の数に応じて、LEDで光る目の色が「白」「青」「黄」「赤」「紫」の5段階で変化するようになっており、設置場所の花粉飛散量がひと目でわかります。
レーザーセンサーで花粉を自動観測
「ポールンロボ」が吸い込んだ空気に含まれる粒子には、花粉だけでなくホコリも含まれます。
花粉とホコリでは粒子の表面のカタチや大きさが異なる(花粉はツルツル、ホコリはザラザラ)ため、この違いをレーザーセンサーが見分けて、花粉と判定したものをカウントします。
以前は「ダーラム法」という、花粉を顕微鏡で一つ一つ人が数える方法で花粉を観測していましたが、「ポールンロボ」の誕生によって花粉の自動観測が可能になり、花粉の飛散状況が "リアルタイムで" 把握できるようになりました。
その結果、1kmメッシュで1時間ごとのきめ細やかな花粉予報が可能になり、予報精度も格段に向上しました。
花粉とホコリでは粒子の表面のカタチや大きさが異なる(花粉はツルツル、ホコリはザラザラ)ため、この違いをレーザーセンサーが見分けて、花粉と判定したものをカウントします。
以前は「ダーラム法」という、花粉を顕微鏡で一つ一つ人が数える方法で花粉を観測していましたが、「ポールンロボ」の誕生によって花粉の自動観測が可能になり、花粉の飛散状況が "リアルタイムで" 把握できるようになりました。
その結果、1kmメッシュで1時間ごとのきめ細やかな花粉予報が可能になり、予報精度も格段に向上しました。
「ポールンロボ」出荷前検査をレポート
「ポールンロボ」は、スギ・ヒノキ・シラカバ花粉の飛散する1〜6月の間に全国に設置され、花粉を観測しています。
花粉シーズンの観測を終えるとウェザーニューズに戻ってきて、中身のクリーニングや部品の交換などを行って、次のシーズンに備えます。
そして翌シーズン、全国の設置者(さとおや)さんの元へ向かう前には必ず検査を行い、花粉をきちんとカウントできるかをチェックしてから発送されます。
今シーズンは長南集学校さん(千葉県長南町)の一教室をお借りし、検査を行なっていました。
花粉シーズンの観測を終えるとウェザーニューズに戻ってきて、中身のクリーニングや部品の交換などを行って、次のシーズンに備えます。
そして翌シーズン、全国の設置者(さとおや)さんの元へ向かう前には必ず検査を行い、花粉をきちんとカウントできるかをチェックしてから発送されます。
今シーズンは長南集学校さん(千葉県長南町)の一教室をお借りし、検査を行なっていました。
使用するのは「石松子」
検査に用いるのは、「石松子(せきしょうし)」と呼ばれる粉。
「石松子」は、ヒカゲノカズラ(植物)の胞子で、果樹の人工授粉などで花粉増量剤としても用いられているものです。
一部のテストには本物のスギ・ヒノキの花粉も使っていますが、大部分はこの「石松子」を使って検査を行います。
「石松子」は、ヒカゲノカズラ(植物)の胞子で、果樹の人工授粉などで花粉増量剤としても用いられているものです。
一部のテストには本物のスギ・ヒノキの花粉も使っていますが、大部分はこの「石松子」を使って検査を行います。
石松子を撒いたビニールハウス内で動作を確認
ポールンロボを吊り下げたラックを、実験用のビニールハウスの中に入れて、その中で石松子を撒きます。
四隅に置いたサーキュレーターでビニールハウス内の石松子がまんべんなく散るまで待ち、それから、それぞれのポールンロボがちゃんと観測できているかを確認していきます。
ここでの検査をクリアして初めて、出荷メンバー入りすることができます。
エラーが出たものや、不具合があったものは一旦出荷メンバーからは外れて、再検査へと回ります。
四隅に置いたサーキュレーターでビニールハウス内の石松子がまんべんなく散るまで待ち、それから、それぞれのポールンロボがちゃんと観測できているかを確認していきます。
ここでの検査をクリアして初めて、出荷メンバー入りすることができます。
エラーが出たものや、不具合があったものは一旦出荷メンバーからは外れて、再検査へと回ります。
全国1,000か所へ出荷!
こうして検査をクリアしたポールンロボは、ウェザーニューズのロゴ入りのダンボールに箱詰めされ、全国の設置者さんの元へと出発します。
今シーズンは1/6に出荷作業を行い、すでに全国で花粉に目を光らせ始めています。
今シーズンは1/6に出荷作業を行い、すでに全国で花粉に目を光らせ始めています。
ポールンロボのデータが活躍!
「ポールンロボ」が観測した花粉のデータは、1分ごとにウェザーニューズへと送信されています。
ウェザーニュースの「花粉Ch.」では、ポールンロボの観測データをリアルタイムで表示しており、「いまどれだけ花粉が飛んでいるのか」をひと目で確認することができます。
また、データはウェザーニューズの予報センターが常にモニタリングし、気象データやユーザーの皆さんからの症状報告などと合わせて解析することで、様々なサービスに活用されています。
例えば…
1)「花粉Ch.」の1時間ごとの花粉予報
きめ細かい観測データのおかげで、1km四方のピンポイントで1時間ごとの時系列という、詳細な予報を出すことができています。
2)アプリの通知サービス「花粉対策アラーム」
臨時の大量飛散情報や、風の条件などを加味した対策情報は、リアルタイムの観測データがあってこそです。
3)花粉のシーズンイン・ピークの発表
全国1,000か所という密な観測網で、都道府県ごとの花粉の動向をモニタリングしています。
ウェザーニュースの「花粉Ch.」では、ポールンロボの観測データをリアルタイムで表示しており、「いまどれだけ花粉が飛んでいるのか」をひと目で確認することができます。
また、データはウェザーニューズの予報センターが常にモニタリングし、気象データやユーザーの皆さんからの症状報告などと合わせて解析することで、様々なサービスに活用されています。
例えば…
1)「花粉Ch.」の1時間ごとの花粉予報
きめ細かい観測データのおかげで、1km四方のピンポイントで1時間ごとの時系列という、詳細な予報を出すことができています。
2)アプリの通知サービス「花粉対策アラーム」
臨時の大量飛散情報や、風の条件などを加味した対策情報は、リアルタイムの観測データがあってこそです。
3)花粉のシーズンイン・ピークの発表
全国1,000か所という密な観測網で、都道府県ごとの花粉の動向をモニタリングしています。
あなたの街の近くでも、きっと「ポールンロボ」が花粉に目を光らせています!
ぜひ情報を活用して、つらい季節を少しでも楽に過ごせるよう、対策にお役立てください。
ぜひ情報を活用して、つらい季節を少しでも楽に過ごせるよう、対策にお役立てください。