facebook line twitter mail

北海道で-32.6℃と今季一番の冷え込み 東京も昨日に続き冬日に

2023/01/30 07:42 ウェザーニュース

今日30日(月)朝は北海道の内陸部で強烈な冷え込みとなりました。7時30分までに上川地方幌加内町にある朱鞠内(しゅまりない)では、-32.6℃まで下がり、全国で今シーズン最も低い気温を観測しています。(富士山頂を除く)

その他、富良野市や陸別町などでも、-30℃以下まで気温が下がりました。
>>ピンポイント天気予報をアプリで見る>>ピンポイント天気予報

冷凍庫より寒く、観測史上1位の記録更新も

上空に寒気が残っていることに加えて、夜中から今朝にかけて穏やかに晴れていたため、地上の熱が上空へ逃げる放射冷却現象が強まりました。そのため、北海道ではこの冬一番の厳しい冷え込みのところが多くなっています。

江別市や美唄市では、観測史上最も低い気温を観測しました。-30℃を下回った地点も7時までに6地点あり、最も気温の下がった朱鞠内では-32.6℃と家庭用の冷凍庫よりも厳しい冷え込みとなっています。

札幌でも-13.2℃まで気温が下がり、今シーズン一番の冷え込みとなりました。そのほか、晴れていた東北や関東でも冷え込みが強まり、東京都心では昨日に続いて0℃以下まで下がり、寒い朝を迎えています。

<今朝の最低気温 7時30分まで>
 朱鞠内 -32.6℃
 占冠  -31.9℃
 富良野 -31.8℃
 幌加内 -31.4℃
 江丹別 -31.3℃

 札幌  -13.2℃
 東京  -0.7℃
 名古屋 -1.0℃
 大阪   3.2℃
 福岡   4.2℃

昼間は昨日よりやや気温上昇

昼間は日差しの影響で昨日よりは気温の上がるところが多くなります。それでも北海道ではほとんどのところで0℃以下の真冬日となる予想です。

東京など関東では10℃を超えるところが多くなる見込みですが、沿岸部を中心に風が強まります。日差しの温もりよりも風の冷たさの方が勝ってしまいそうです。風の通しにくい服装を心がけて、マフラーや手袋なども使って、できるだけ肌が外に出ないようにするとよさそうです。
>>朝晩と昼間の最適な服装を表示