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強い冬型の気圧配置で日本海側は大雪 太平洋側は晴れても風が冷たい

2023/01/28 10:36 ウェザーニュース

今日28日(土)の日本列島は冬型の気圧配置が強まり、日本海側の広い範囲で雪が降っています。冬晴れとなっている太平洋側も気温は低く、風が冷たい一日です。

山陰や近畿北部、北陸で局地的に強い雪

日本付近は西高東低の冬型の気圧配置で、平地で雪になる目安の上空1500m付近で-6℃以下の寒気が日本列島のほぼ全域を覆っています。さらに強い-12℃以下の寒気も北陸や山陰付近まで南下していて、日本海側の広い範囲で雪雲が発達しやすい状況です。

特にJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)周辺の活発な雪雲がかかっている山陰や近畿北部、北陸で雪の強まっている所が多く、10時までの12時間で鳥取県智頭町で40cm、兵庫県豊岡市で32cm、長野県小谷村で31cmの新たな雪が積もりました。10時の時点で長野県、滋賀県、京都府、兵庫県、鳥取県に大雪警報が発表中です。

午後には雪のピークを過ぎるとみられるものの、各地で積雪が急増しています。路面状況の悪化や屋根からの落雪などによる除雪中の事故、山間部での雪崩に警戒をしてください。
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太平洋側は晴れても寒い

28日(土)の天気と気温
関東を始めとした太平洋側は冬晴れの所が多く、各地で日差しが届いています。強い寒気に覆われているため、日差しが届いてもなかなか気温が上がりません。

最高気温は東京都心が8℃、名古屋市や大阪市、鹿児島市は6℃とほとんどの所が一桁の予想です。北西の季節風が強めに吹いているため、風の冷たい一日となります。

日本海側は雪雲に覆われるため寒さが厳しく、金沢市や新潟市は1℃までしか上がらない見込みです。暖かくしてお過ごしください。
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