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灯油ポリタンクの色は地域で違う!?その理由とは

2023/01/28 11:17 ウェザーニュース

全国的に真冬の厳しい寒さが続き、灯油のストーブやファンヒーターを愛用されてる方もいらっしゃると思います。

ところで、この灯油を入れるポリタンク、皆さんの街では何色でしょうか。実はエリアによって色が異なるのです。

関東は赤、関西は青が主流

ウェザーニュースでは、全国の皆さんに灯油用ポリタンクの色の調査を実施。「赤、青、赤や青(混ざっている)、その他」の4択で回答して頂きました。

都道府県ごとに最も多かった回答を見てみると、色の違いがエリアごとにはっきりと表れました。
調査期間:2017年11月28〜29日
回答:10,092人
関東・甲信越や東北は90%以上が「赤」で圧倒的でした。一方、北海道や中部から西日本は40%から60%が「青」と回答。なお、四国や九州は「青」が少し多かったものの、「赤」も拮抗していました。

エリアで色が違う理由とは?

灯油用ポリタンクは、JIS規格によって素材や着色の規定があるようです。日本ポリエチレン製品工業連合会の桂昌義さんに詳しく聞いてみました。

「太陽光による灯油の劣化を防ぐ為に、着色が規定されていますが、白を除けば具体的な色の指定はありません。

色が違う理由の詳細は分かりませんが、一説には、関東では危険という意味合いを示す赤のタンクが定着し、関西ではより安価だったことから青のタンクが普及していったようです」

灯油用ポリタンクの正しい選び方

ポリタンクの間違った使い方が増えているので、安全のために正しい利用方法を守ってほしい、と桂さんは話します。

「灯油は危険物なので、規格に適合した容器に保管することが消防法によって義務付けられています。

容器に「JIS」や「灯油用」の表記や、「日本ポリエチレンブロー製品工業会」や「KHK」(危険物保安協会)のシールが貼ってあるものは、規格に適合している容器なので、購入する際の目安としてください。

専用の容器でなければ、灯油が不完全燃焼や異常燃焼を発生させ、火災の危険性があるので十分気をつけてください。

また、もし白色のポリタンクに灯油を入れて保管している場合は、灯油用容器としては適合していないので、販売店で正規の灯油用ポリタンクを購入して移し替えてください」(桂さん)


まだまだ寒さが続き、ストーブが活躍する季節です。灯油用ポリタンクは正しく使い、こまめに換気をしながら、安全に残りの冬をお過ごしください。

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写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
たまごのままですwさん