22日(日)は冬型の気圧配置が緩み、西から低気圧が接近します。九州などでは午後から雨が降り出します。

週明け23日(月)はその低気圧が日本の南岸を進み、いわゆる「南岸低気圧」のパターンとなる見込みです。ただ、日本海には別の低気圧があり、関東平野部で雪を降らせるような寒気が南下しない予想です。そのため、20日(金)午後の最新情報では関東平野部では降ったとしても雨のところがほとんどとなる見込みです。

その他の東日本や西日本の各地も標高の高いところを除いて、雨が降りやすくなります。北日本は日本海を進む低気圧の影響で雨や雪が降り、局地的には強まることがある見込みです。週明けは雨具が必要となるところが多くなります。
＞＞アプリで10日先までの天気・気温を見る＞＞ピンポイント週間天気予報

低気圧が通過した後は強い冬型へ移行し、上空には今シーズン最も強い寒気の南下が予想されています。24日(火)から25日(水)をピークに、北日本や北陸から山陰にかけては大雪となる見込みです。

鉄道の運転見合わせや短時間の激しい雪による車の立ち往生、高速道路の通行止めが長引くなど、交通機関にも大きな影響が出るおそれがあります。また、風も強く猛吹雪による視界不良や停電が発生するの懸念もあります。週末のうちに買い物や除雪を済ませるなど、大雪への備えをするようにしてください。

また、24日(火)から25日(水)は発達した雪雲が太平洋側にも流れ込むため、名古屋や大阪、福岡など東海から西の太平洋側の都市部でも雪が降る見込みです。一部では積雪のおそれもあり、普段雪があまり降らないところでも寒気が強いため雪が強まりやすくなります。車を運転する予定のある方は週末のうちにタイヤ交換やチェーンの準備などをしておいてください。

関東でも24日(火)午後からは雪の可能性があります。強い寒気に覆われているところに、風がぶつかることで雪雲が発生する見込みです。雪の降る量などについてはまだ不確実性が大きいため、今後の最新情報に注意してください。
＞＞大雪や交通機関への影響予測〔会員メニュー〕

今季一番の寒気が南下する影響で、来週中頃からは西日本や東日本の多くのところで寒さが厳しくなります。東京や名古屋、福岡でも－3℃まで冷え込む日があり、少し郊外にいったところでも水道管の凍結などが心配されます。

また、雨や雪が降った後は路面が凍結するため、都市部でも車の運転などには注意が必要です。週末のうちに雪への対策に加えて、カイロなどの寒さ対策アイテムの購入などを進めておいた方が良さそうです。
＞＞ この先10日間の服装予報