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【北日本】花粉飛散傾向2023

第三回花粉飛散傾向

2023/01/18 10:08 ウェザーニュース

▼各エリアの見解をチェック
北海道東北北部東北南部

■北海道(※シラカバ花粉)
飛散開始は4月中旬 2022年比より飛散量は減少

北海道:シラカバ花粉の飛散ピーク予想
4月以降は寒さが緩むタイミングでシラカバ花粉が飛び始めます。花粉の飛散時期に影響が大きい4月の気温は平年並みか高くなる予想です。

花粉の飛散開始時期は過去10年と比べるとやや早くなる予想で、道南や道央など早い所では4月中旬、その他のエリアでも4月下旬から5月にかけてシラカバ花粉のシーズンに入るとみています。

飛散ピークは道南や道央エリアでゴールデンウィーク前後、道北や道東では5月中旬で、5月下旬になると段々と飛散量は少なくなる見込みです。
過去10年の花粉飛散量と2022年予想
シラカバ花粉の飛散量は2022年シーズンの77%、平年の70%となる予想です。総飛散量が2022年より減少しても、晴れて風の強い日には花粉が大量に飛散することがあるので、油断せずに対策するようにしてください。

    2022年比 平年比
北海道  77%   70%

■東北北部
飛散開始は2月下旬 大量飛散の反動で2023年は大幅減

東北北部:スギ花粉の飛散ピーク予想
断続的に寒気が流れ込んで休眠打破が適度に起こり、寒さが緩むタイミングでスギ花粉が飛び始めます。飛散時期に影響が大きい2月から3月はじめの気温は平年並みか高くなる予想です。

飛散開始時期に影響が大きい2月から3月はじめの気温は、平年並みか高くなる予想です。花粉の飛散開始時期は過去10年と比べると同程度かやや早く、早ければ2月下旬には太平洋側から花粉シーズンに入ると予想しています。

飛散ピークは3月中旬〜4月下旬で、その後は飛散量が段々と少なくなる見込みです。
過去10年の花粉飛散量と2023年予想
スギ花粉の飛散量は2022年シーズンの29%、平年の72%になる予想です。記録的な大量飛散となった2022年に比べると総飛散量は大幅に減少するものの、晴れて風の強い日には花粉が大量に飛散することがあります。油断せずに対策をするようにしてください。

   2022年比 平年比
青森  28%   71%
岩手  33%   71%
秋田  29%   74%

なお、東北北部で春に多く飛散する花粉はスギ花粉で、ヒノキ花粉はほとんど飛散しません。

■東北南部
2月中旬から飛び始め 飛散量は2022年比で減少

東北南部:スギ・ヒノキ花粉の飛散ピーク予想
断続的に寒気が流れ込んで休眠打破が適度に起こり、寒さが緩むタイミングでスギ花粉が飛び始めます。

飛散時期に影響が大きい2月の気温も平年並みか高くなる予想です。花粉の飛散開始時期は過去10年と比べると同程度かやや早く、早ければ2月中旬にも太平洋側から花粉シーズンに入ると予想しています。その後、3月上旬〜4月上旬にスギ花粉、4月中旬~4月下旬にヒノキ花粉の飛散ピークを迎える見込みです。
過去10年の花粉飛散量と2023年予想
花粉飛散量は2022年シーズンの58%、平年の79%になる予想です。総飛散量としては、平年や2022年よりも少なくなる予想ですが、晴れて風の強い日には大量の花粉が飛散することがあるので、シッカリと対策を行ってください。

   2022年比 平年比
宮城  58%   76%
山形  51%   84%
福島  65%   77%

なお、東北南部で春に飛散する花粉はスギがメインで、ヒノキ花粉は比較的少ない傾向にあります。