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ヨーロッパは二つの低気圧「Delf」「Egbert」の影響で荒天続くおそれ

2023/01/12 13:51 ウェザーニュース

ヨーロッパでは複数の発達した低気圧の影響で荒天となるおそれがあります。イギリスやフランス、ドイツなど広い範囲で強い風が予想され、影響が懸念されます。

週末にかけて荒天が続く所も

ヨーロッパ周辺には2つの発達した低気圧があります。日本時間の12日(木)朝の時点で、低気圧「Delf」が北欧付近、低気圧「Egbert」は大西洋の北部を進む予想です。

これらの発達した低気圧と、南にある高気圧との間で気圧差が大きくなり、等圧線の間隔が非常に混み合います。西寄りの風が強まり、瞬間的には25m/sを超えるような風が吹き荒れる見込みです。雨も加わって荒天となるおそれがあります。

大西洋の低気圧「Egbert」は週末にかけて発達しながらイギリス方面に近づくとみられ、荒天が続く見込みです。

また、低気圧が抜けた後は上空に寒気が流れ込み、記録的に雪が少なくなっているアルプスやピレネーなど山間部で雪が予想されます。雪不足のスキー場にとっては恵みの雪となるかもしれません。
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