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アメリカ・カリフォルニア州で大雨か 州知事は緊急事態を宣言

2023/01/05 13:32 ウェザーニュース

アメリカ・カリフォルニア州の沖の太平洋で、低気圧が猛烈に発達しています。その低気圧の周囲を吹く風が湿った空気を次々に送り込んで、カリフォルニア州では雨が強まっている状況です。

週末にかけて断続的に強い雨が降り、大雨となるおそれがあることから、州知事は緊急事態を宣言し、警戒を呼びかけています。

低気圧がハリケーン並みに発達

日本時間の5日(木)朝の時点で中心気圧が964hPaと、ハリケーン並みに発達した低気圧が太平洋を東に進み、北米大陸に近づいています。低気圧に向かって湿った空気が次々に流れ込んでいて、その影響でカリフォルニア州では雨雲が発達。活発な雨雲に覆われている地域では、1時間に20mm前後の強い雨が降り、冠水も発生している状況です。

上空の吹く強い西寄りの風、偏西風が大きく蛇行していることで低気圧は動きが遅く、カリフォルニア州では長時間に渡って強い雨が続くといみられます。

日本時間の6日(金)午後にかけて多い所では100~150mmの雨が降る見込みです。その後、週末も再び雨が強まって、8日(日)までの総雨量が300mm超えるような大雨となるおそれがあります。

カリフォルニア州知事は緊急事態を宣言し、大雨による災害が発生した場合に即座に対応するように準備を進めています。
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