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東北、北陸の山沿いで2m超の積雪 雪の峠越えるもしばらくは注意

2023/01/05 09:26 ウェザーニュース

今日1月5日(木)も冬型の気圧配置が続いています。北日本や北陸の山沿いでは積雪2m以上の所が増えてきました。雪の峠は越えているものの、屋根からの落雪や雪崩などに注意が必要です。

急激な積雪増加で不安定に

北海道から北陸にかけての日本海側では雪の所が多くなっています。北海道付近にあった上空5000m付近で-42℃以下の寒気は東に離れ、冬型の気圧配置は西から少しずつ弱まってきました。
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年明け早々から冬型が続いたことで山沿いを中心に積雪が増加しており、9時の時点では青森県青森市・酸ケ湯で244cm、山形県大蔵村・肘折で243cm、西川町・大井沢で217cm、新潟県魚沼市・守門で219cmと4地点で2m以上の積雪です。

72時間の降雪量は多い所で100cmを上回っており、急激に増えた積雪が不安定になっていることが考えられます。屋根からの落雪や雪崩の発生しやすい状況ですので、除雪作業はできるだけ複数人で実施し、安全を確保するようにしてください。

午後はさらに冬型の気圧配置が弱まり、雪のエリアは縮小する予想となっています。ただ、新潟県から群馬県北部、福島県会津にかけての山沿いは最後まで活発な雪雲が残り、積雪の増加が見込まれますので十分な注意が必要です。
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