北極からの寒気がヨーロッパに流れ込まず
上空の寒気の様子を北極から見ると、年明けは日本などアジア方面に大きく広がっていることがわかります。この影響で日本付近は冬型の気圧配置が強まり、北日本や北陸では大雪になっています。
アメリカから大西洋方面にも南下していますが、ヨーロッパ方面にはほとんど流れ込んでいません。北極付近からの寒気の流出が概ね2つの方向に向かう「2波型」と呼ばれるパターンです。
アメリカから大西洋方面にも南下していますが、ヨーロッパ方面にはほとんど流れ込んでいません。北極付近からの寒気の流出が概ね2つの方向に向かう「2波型」と呼ばれるパターンです。
スイス北部で1月として初の20℃超
スイスではイベリア半島から北海付近の低気圧と、地中海東部の高気圧の間に入り、南寄りの風が強まりやすい気圧配置となりました。
スイスの気象当局によると、現地時間の12月31日(土)から気温が上昇。スイス北部ではアルプスを越える南寄りの風によってフェーン現象も発生したとみられ、フランス国境に近い北部のドレモンの観測点では、年が変わった1月1日(日)の未明でも20℃近い暖かさになりました。
その後、昼過ぎには20.2℃を観測し、アルプスの北側で観測された気温としては、1月として最も高い気温です。
なお、現地の2日(月)以降は北寄りの風に変わるとみられ、記録的な高温は落ち着く見通しです。
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スイスの気象当局によると、現地時間の12月31日(土)から気温が上昇。スイス北部ではアルプスを越える南寄りの風によってフェーン現象も発生したとみられ、フランス国境に近い北部のドレモンの観測点では、年が変わった1月1日(日)の未明でも20℃近い暖かさになりました。
その後、昼過ぎには20.2℃を観測し、アルプスの北側で観測された気温としては、1月として最も高い気温です。
なお、現地の2日(月)以降は北寄りの風に変わるとみられ、記録的な高温は落ち着く見通しです。
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