四字熟語を使った心に残る挨拶文
来年は十二支の4番目に数えられる卯年です。今年の干支である〈虎(寅)〉とは正反対のおとなしく優しいイメージがあります。
ですが、うさぎは活動的で干支では躍動や飛躍の象徴とされています。また、繁殖力が強いため、古来、安産や子孫繁栄を叶えてくれるありがたい動物とされてきました。いろいろ楽しい文案が浮かびそうなかわいい動物ですね。
まずひろこさんがオススメするのは、干支にちなんだ四字熟語を使った挨拶文です。うさぎには年頭の挨拶にふさわしい四字熟語がたくさんあります。
使われる漢字は「卯」ではなく、ほとんどが「兎」。これは「未=羊」「酉=鳥」と同じように「卯」は本来、うさぎを意味する漢字ではないためです。
早速、来年の「兎」が含まれる四字熟語を紹介してもらいましょう。
「四字熟語を使った挨拶文は、新年に向けた抱負や決意が的確に伝わるように脈絡(みゃくらく)のある文章にして、送る相手の年齢にふさわしい四字熟語を選んで使うようにしましょう」(ひろこさん)
ですが、うさぎは活動的で干支では躍動や飛躍の象徴とされています。また、繁殖力が強いため、古来、安産や子孫繁栄を叶えてくれるありがたい動物とされてきました。いろいろ楽しい文案が浮かびそうなかわいい動物ですね。
まずひろこさんがオススメするのは、干支にちなんだ四字熟語を使った挨拶文です。うさぎには年頭の挨拶にふさわしい四字熟語がたくさんあります。
使われる漢字は「卯」ではなく、ほとんどが「兎」。これは「未=羊」「酉=鳥」と同じように「卯」は本来、うさぎを意味する漢字ではないためです。
早速、来年の「兎」が含まれる四字熟語を紹介してもらいましょう。
「四字熟語を使った挨拶文は、新年に向けた抱負や決意が的確に伝わるように脈絡(みゃくらく)のある文章にして、送る相手の年齢にふさわしい四字熟語を選んで使うようにしましょう」(ひろこさん)
▼今年も烏飛兎走(うひとそう)な1年になること間違いなし! しっかり目標達成できるよう日々生活していきましょう。
※「烏飛兎走」=烏(からす)は太陽、うさぎは月の意味。太陽と月が素早く巡り、あっという間に月日が過ぎていくこと。「烏兎匆々」と同じ。
▼いろんな情報が溢れかえるこの時代、“情弱”だと生きていけません! 鳶目兎耳(えんもくとじ)となり令和を有利に生きていきたいですね。
※「鳶目兎耳」=遠くの獲物を発見できる鳶のように、またどんな小さな音でも聞き分けられるうさぎのように、情報収集能力の高い人のこと。
▼何事もスピードが命! 兎起鳧挙(ときふきょ)のごとく、いろんなことにチャレンジする1年にしたいと思います。
※「兎起鳧挙」=うさぎが巣から飛び出し、鳧(かも)が素早く飛び立つように、行動が素早いこと。
▼仕事に難易度など関係なし! すべてのことに誠心誠意、獅子搏兎(ししはくと)で対応して参ります。
※「獅子搏兎」=獅子は弱いうさぎを捕まえるときでも全力を尽くす。うさぎも必死で逃げるため、簡単には捕獲できない(容易なことに見えても全力で取り組まないと成就しないことの例え)。
蘊蓄(うんちく)がある四字熟語を挨拶文に使うと、文面がグッと引き締まりますね。
※「烏飛兎走」=烏(からす)は太陽、うさぎは月の意味。太陽と月が素早く巡り、あっという間に月日が過ぎていくこと。「烏兎匆々」と同じ。
▼いろんな情報が溢れかえるこの時代、“情弱”だと生きていけません! 鳶目兎耳(えんもくとじ)となり令和を有利に生きていきたいですね。
※「鳶目兎耳」=遠くの獲物を発見できる鳶のように、またどんな小さな音でも聞き分けられるうさぎのように、情報収集能力の高い人のこと。
▼何事もスピードが命! 兎起鳧挙(ときふきょ)のごとく、いろんなことにチャレンジする1年にしたいと思います。
※「兎起鳧挙」=うさぎが巣から飛び出し、鳧(かも)が素早く飛び立つように、行動が素早いこと。
▼仕事に難易度など関係なし! すべてのことに誠心誠意、獅子搏兎(ししはくと)で対応して参ります。
※「獅子搏兎」=獅子は弱いうさぎを捕まえるときでも全力を尽くす。うさぎも必死で逃げるため、簡単には捕獲できない(容易なことに見えても全力で取り組まないと成就しないことの例え)。
蘊蓄(うんちく)がある四字熟語を挨拶文に使うと、文面がグッと引き締まりますね。
考えることが楽しくなる「あいうえお作文」
文章が苦手な人は年賀状の文案に四苦八苦しますが、〈あいうえお作文〉は考えること自体が楽しいので、その負担が軽くなります。
「五十音を使った〈あいうえお作文〉は、ちょっと高度な作文となりますが、完成すればとても印象に残る添え書きになります。〈うさぎどし〉〈ラビット〉などでも作れますが、ここでは直球の〈うさぎ〉で、いくつかご紹介しましょう」(ひろこさん)
「五十音を使った〈あいうえお作文〉は、ちょっと高度な作文となりますが、完成すればとても印象に残る添え書きになります。〈うさぎどし〉〈ラビット〉などでも作れますが、ここでは直球の〈うさぎ〉で、いくつかご紹介しましょう」(ひろこさん)
「う」ららかに過ごせる一年にしたいですね
「さ」らに飛躍できる年に
「ぎ」あ(ギア)を入れていきましょう!
「う」れしいなお正月の
「さ」いしょの楽しみは……
「ぎ」っしりなお節料理とお年玉!!
「う」~んと我慢したフラストレーションを
「さ」いこう(最高)のワクワクに変換して
「ぎ」らぎらした情熱のある1年にしましょう!
「年賀状ではこの『う』『さ』『ぎ』の書体や色を変えたり、デザイン処理でアクセントをつけると、より伝わりやすくなりますよ」(ひろこさん)
「さ」らに飛躍できる年に
「ぎ」あ(ギア)を入れていきましょう!
「う」れしいなお正月の
「さ」いしょの楽しみは……
「ぎ」っしりなお節料理とお年玉!!
「う」~んと我慢したフラストレーションを
「さ」いこう(最高)のワクワクに変換して
「ぎ」らぎらした情熱のある1年にしましょう!
「年賀状ではこの『う』『さ』『ぎ』の書体や色を変えたり、デザイン処理でアクセントをつけると、より伝わりやすくなりますよ」(ひろこさん)
2023年に使えそうな慣用句
最後に、新年の挨拶にぴったりの、うさぎに関する慣用句を使った文面もいくつかご紹介しましょう。
今年は脱兎のいきおいで駆け抜けます!
※「脱兎のいきおい」=速く駆けるうさぎのように、きわめて迅速なこと
今年の私は兎の上り坂。一気に頂点に駆け上がり、願いを叶えます!
※「兎の上り坂」=後ろ足の長いうさぎは坂上りが得意なことから、自分の力を存分に発揮できて物事が早く成就すること
四字熟語、あいうえお作文、慣用句のどれであっても、送る側の気持ちが反映できる言葉を選んで、印象に残る挨拶文を送ってみるのもよさそうです。
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今年は脱兎のいきおいで駆け抜けます!
※「脱兎のいきおい」=速く駆けるうさぎのように、きわめて迅速なこと
今年の私は兎の上り坂。一気に頂点に駆け上がり、願いを叶えます!
※「兎の上り坂」=後ろ足の長いうさぎは坂上りが得意なことから、自分の力を存分に発揮できて物事が早く成就すること
四字熟語、あいうえお作文、慣用句のどれであっても、送る側の気持ちが反映できる言葉を選んで、印象に残る挨拶文を送ってみるのもよさそうです。
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参考資料など
「年賀状印刷はこのネット注文が安い!おしゃれな年賀状比較ランキング」(https://nengajo-net.com/)
取材協力/ひろこさん
取材協力/ひろこさん