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衛星画像から見える寒気の強さ すじ状の雲は沖縄まで広がる

2022/12/23 12:37 ウェザーニュース

今日23日(金)の日本付近は冬型の気圧配置が強まり、九州や四国でも雪が積もるほどになっています。今回の寒気の強さは衛星画像にも現れています。

明日以降は日本海にすじ状の雲が広がる予想

気象衛星ひまわり9号による可視画像をみると、日本海で雲が渦を巻いている所があります。この付近に寒気の中心があり、地上でも低気圧が解析されています。

その南側に伸びるくっきりとした雲の帯が、JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)に伴う発達した雪雲です。

寒気の中心が日本海まで南下していることもあり、日本海だけではなく東シナ海や太平洋にまで、寒気に伴うすじ状の雲が広がっています。沖縄付近にまで寒気の雲がかかり、那覇市では最高気温が15℃に届かない真冬の寒さです。

明日24日(土)以降は寒気の中心が本州の東に移動するため、日本海にすじ状の雲が目立つようになってきます。こうした状況は26日(月)頃にかけて続く見通しです。
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参考資料など

気象衛星可視画像:NICT-情報通信研究機構