日本列島の太平洋沿岸と日本海をそれぞれ低気圧が進みます。明日は西から天気が崩れ、九州など西日本の早い所では朝から雨が降り出す見込みです。低気圧の東進に伴って夜には近畿や東海まで雨や雪の範囲が広がります。

太平洋沿岸を進む低気圧に向かっては、暖かく湿った空気が流れ込むため、雨雲が発達しやすく、局地的に強い雨の降る所がある予想です。

明後日に日付が変わる頃からは、関東、北陸でも雨が降り出します。平地で雪を降らせる目安の上空1500m付近で－6℃以下の寒気は、北海道付近まで北上するため、記録的な大雪となった新潟県の平野部は朝から雨。北陸の内陸部や東北南部も気温の上がる午後は雨の予想です。

積雪が多い所に雨が降ることで、屋根からの落雪や山間部では雪崩の危険性が高まります。また、雪によって道路の排水が滞っていると、それほど雨量が多くなくても冠水するおそれがありますので、車での移動は十分に注意をしてください。

また、明後日の夜には低気圧が発達しながら北海道の太平洋側に近づくため、沿岸部では風雨が強まり、内陸部や山沿いでは湿った雪が強まるおそれがあり、注意が必要です。
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低気圧や前線が東に抜けた後、明後日の夜からは強い寒気が南下します。23日(金)朝には、上空5500m付近で中心付近が－42℃以下の寒気が日本海中部に移動し、大雪の目安となる－36℃以下の寒気が北日本を中心に覆う見込みです。

寒気の中心の南側にJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)による活発な雪雲の帯が形成され、再び北陸や東北南部を中心に断続的に強い雪が降って、積雪急増のおそれがあります。

また、寒気の中心が通過するタイミングでは大気の状態が非常に不安定になり、北日本でも局地的に雪が強まる見込みです。23日(金)からクリスマスの25日(日)にかけて、大雪や吹雪となる所がありますので、最新の雪の情報をこまめに確認し、早めに対策を進めるようにしてください。
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