上空1500m付近－12℃以下の寒気が山陰付近まで南下しています。松江の高層観測で12月に－12℃以下を観測すれば、2014年以来で、この時期の西日本としてはあまりない強さの寒気です。

12月はまだ日本海の海水温が高いため、上空との温度差が大きくなって雪雲が発達しやすくなります。九州南部の鹿児島でも初雪を観測するなど雪の範囲が広がっていて、11時の時点では兵庫県豊岡市で10cm、鳥取県鳥取市で9cm、広島県庄原市・高野で34cmの積雪を観測しました。

また、日本海ではJPCZ（日本海寒帯気団収束帯）と呼ばれる発達した雪雲の帯が形成され、北陸から東北南部にかかっています。11時まで6時間だけで、山形県大蔵村・肘折で33cm、福島県会津若松市で19cmの新たな雪が積もりました。

北海道石狩地方と富山県に暴風雪警報、島根県には大雪警報が出ています。
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西日本ではこれから今夜にかけて、北陸や北日本では明日19日(月)にかけて断続的に雪が降る見込みです。九州や中国、四国の山間部で最大10cm、内陸部でも数cm程度の積雪が予想されます。標高の高いエリアの道路は積雪状態となりますので、車での走行には冬用タイヤやチェーンなどの滑り止めが欠かせません。

北陸から東北南部が最も雪の量が多く、明日夜までに内陸部で50cm以上、山間部では局地的に100cmを超えるような大雪となるおそれがあります。

山沿いだけでなく、平野部でも短期間に積雪が急増するおそれがあり、立ち往生などの大規模な車両滞留が発生してもおかしくありません。移動の際は道路情報や規制等をあらかじめ確認し、無理をしないようにしてください。倒木による停電や、落雪・なだれ等にも警戒が必要です。
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写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）
MGKさん