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【東日本】花粉飛散傾向2023

第2回花粉飛散傾向

2022/12/01 17:03 ウェザーニュース

▼各エリアの見解をチェック
関東・山梨北陸・長野東海

■関東・山梨
飛散開始は2月上旬 飛散量は2022年を上回る予想

関東・山梨:スギ・ヒノキ花粉の飛散ピーク予想
この冬の気温傾向は概ね平年並みになる見込みです。断続的に寒気が流れ込んで休眠打破が適度に起こり、寒さが緩むタイミングでスギ花粉が飛び始めます。
飛散時期に影響が大きい2月の気温もほぼ平年並みとなる予想です。花粉の飛散開始時期は過去10年と比べると同程度で、2月上旬と予想しています。その後2月下旬〜3月下旬にスギ花粉、3月下旬〜4月中旬にヒノキ花粉の飛散ピークを迎える見込みです。
過去10年の花粉飛散量と2023年予想
花粉飛散量は2022年シーズンの128%、平年の111%になる予想です。総飛散量は2022年よりやや多くなる予想ですので、シッカリと対策を行ってください。

     2022年比 平年比
茨城   121%  113%
栃木   139%  117%
群馬   141%  113%
埼玉   127%  114%
千葉   155%  113%
東京   129%  118%
神奈川  103%  110%
山梨   119%  89%

■北陸・長野
飛散開始は2月下旬 飛散量は2022年を下回る予想

北陸・長野:スギ・ヒノキ花粉の飛散ピーク予想
この冬の気温傾向は平年並みか低くなる見込みです。断続的に寒気が流れ込んで休眠打破が適度に起こり、寒さが緩むタイミングでスギ花粉が飛び始めます。

飛散時期に影響が大きい2月の気温はほぼ平年並みとなる予想です。花粉の飛散開始時期は過去10年と比べると同程度で、2月下旬と予想しています。その後、3月上旬〜4月上旬にスギ花粉、4月上旬〜4月下旬にヒノキ花粉の飛散ピークを迎える見込みです。
過去10年の花粉飛散量と2023年予想
花粉飛散量は2022年シーズンの88%、平年の104%になる予想です。長野県では飛散量が平年、2022年に比べて多くなると予想しています。
雄花調査で報告された雄花の生育状況から、2022年シーズンに比べて「同程度~多い」と判断できたため、前回発表よりも予想飛散量が多くなっているエリアがあります。全体的な総飛散量は2022年からやや少なくなる予想ですが、晴れて風の強い日には大量の花粉が飛散することがあるので、シッカリと対策を行ってください。

     2022年比 平年比
長野  123%   114%
新潟   69%   96%
富山   80%   90%
石川   84%   111%
福井   82%   106%

なお、北陸で春に飛散する花粉はスギがメインで、ヒノキ花粉は少ない傾向にあります。

■東海
2月上旬から飛び始め 飛散量は広範囲で2022年並みの予想 

東海:スギ・ヒノキ花粉の飛散ピーク予想
この冬の気温傾向は平年並みかやや低くなる見込みです。断続的に寒気が流れ込んで休眠打破が適度に起こり、寒さが緩むタイミングでスギ花粉が飛び始めます。

飛散時期に影響が大きい2月の気温はほぼ平年並みとなる予想です。花粉の飛散開始時期は過去10年と比べると同程度で、静岡県など早いエリアでは2月上旬、愛知県などでは2月中旬と予想しています。その後、2月下旬〜3月下旬にスギ花粉、4月上旬〜4月中旬にヒノキ花粉の飛散ピークを迎える見込みです。
過去10年の花粉飛散量と2023年予想
花粉飛散量は2022年シーズンの115%、平年の104%になる予想です。2022年に飛散量が少なかった三重県では2022年より多くの花粉が飛散すると予想しています。その他の地域は概ね2022年並の飛散量となる予想です。
晴れて風の強い日には花粉が大量に飛散するので、シッカリと対策をするようにしてください。

    2022年比 平年比
静岡  96%  102%
愛知  125%  110%
岐阜  110%  109%
三重  154%   98%