各地に雨を降らせた低気圧や前線が海上に抜け、日本付近は冬型の気圧配置が強まってきました。上空には強い寒気が流れ込み、北海道は朝から断続的に雪が降っていて、各地で積もり始めています。

10時現在、今季初の積雪となった札幌市で2cmまで増加。幌加内町・朱鞠内は9cm、倶知安町は5cmなど内陸部や山沿いは急速に積雪が増えている状況です。

また、沿岸部では風も強く、10時までの最大瞬間風速は稚内市・宗谷岬で23.9m/s、江差町で18.6m/sを観測。石狩地方では今後、さらに風が強まるとみられ、暴風雪警報が発表されました。
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これから今夜にかけては寒気がさらに南下するため、日本海側は雪の範囲が広がっていきます。夕方の天気分布を見ると、夕方の時点では青森県のほぼ全域や秋田県、岩手県の北部で雪となり、東北南部や北陸でも山間部は雪の予想です。

青森市は今日、初雪が観測されれば、これまでに最も遅かった2015年11月28日を更新する最晩記録となります。秋田市でも初雪となる可能性が高い状況です。

冬型の気圧配置は明日12月1日(木)にかけても続き、初雪からいきなり本格的に積もる予想となっています。北海道の内陸部や東北の山沿いでは多い所で20～30cmの積雪が予想され、今季最初の大雪となる見込みです。冬用タイヤを装着していても車の運転は慎重に行ってください。

また、東北南部や北陸、中国地方の山間部でも積雪の可能性がありますので、標高の高い峠道の走行は冬用タイヤやチェーンなどの滑り止めの準備が欠かせません。
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寒気の南下に伴い全国的に気温は昨日よりも低くなります。特に北海道や日本海側の各地で変化が大きく、最高気温は金沢市や福岡市で昨日に比べて8℃低い予想です。

また、北海道は深夜に最高気温を観測した所がほとんどで、昼間の気温を比べると昨日より10℃以上低くなっています。

関東や東海などは昼間のうちは寒気の影響が小さいものの、夕方以降は冷え込んできますので、油断ができません。
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