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低気圧が発達しながら通過中 週後半にかけても頭痛などの天気痛に注意

2022/11/29 11:21 ウェザーニュース

ウェザーニュース発表の天気痛予報では、今日29日(火)や明日30日(水)は広範囲で「警戒」ランクになる予想です。また、週後半にかけて北日本や関東などでは頭痛や関節痛などの天気痛が発症しやすい状況が続きます。

天気痛による急な体調不良が懸念されます。対策のために薬を服用されている方は事前に準備をしておきましょう。
>>気圧変化·頭痛対策の参考に<天気痛予報>

低気圧・前線通過 気温変化にも注意

週間天気図 30日(水)~12月5日(月)
今日は二つの低気圧が発達しながら日本列島付近を通過中です。低気圧の通過に伴って広範囲で気圧変化が大きくなるため、今日から明日にかけて頭痛や関節痛などの天気痛の発症に警戒が必要です。

その後も週後半にかけては冬型の気圧配置になるものの、北日本や東日本ではシアラインや小さな低気圧の通過により気圧の変動が起こりやすくなります。そのため、天気痛のランクは「警戒」や「注意」が多く、天気痛をお持ちの方は症状が出やすい状態が続く見込みです。

また、低気圧や前線の通過前後で気温変化も大きくなります。一気に冬の寒さへと変わるので、身体へのストレスがたまりやすく、体調不良にも注意してお過ごしください。
>>アプリで10日先までの天気・気温を見る>>ピンポイント週間天気予報

天気痛予報を参考に事前の対策を

ウェザーニュースがこれまでに会員の方々と幾度も検証を行った結果、「気圧の変化が通常のパターンからずれた時」に、頭痛や関節痛などの天気痛を感じる方が多いことが分かっています。

毎日決まった時間に起こる「大気潮汐」と呼ばれる気圧変化の変動が通常より大きくなっていることに加えて、低気圧や寒気などの影響で「微気圧変動」と呼ばれる細かな気圧変化が重なっている状況です。このため気圧変化の影響で、頭痛や関節痛を感じることが多い方は注意が必要です。

ウェザーニュースの天気痛予報の中では、天気痛が発症するリスクを6日先まで、“警戒”“注意”“やや注意”“安心”の4 ランクで表示しています。また、今日明日については3時間毎の天気痛予報と天気、気圧の変化も確認することができます。

ご自身の体調変化などのパターンと照らし合わせて、ぜひとも天気痛の発症する前に予防薬やマッサージなどで対策をしてみてください。