雨は午前中が中心
二重の虹、ダブルレインボーは普通の虹の外側に少し薄く虹が見える現象で、内側のはっきりと映る虹は主虹、ぼやけることの多い外側の虹は副虹と呼んで区別されます。
主虹が水滴の中で1回反射するのに対し、副虹は水滴の中で2回反射します。このため、見える色の順番が主虹とは反対になり、虹の外側が青色に見えるのです。2回の反射で光が弱まるため、主虹に比べて副虹は少し暗く見えます。
北日本日本海側や北陸エリアでは午前中を中心に日本海から小さな雨雲が流れ込み、にわか雨の可能性があります。長く降り続く雨ではありませんが、日差しが届いていても突然の雨に注意してください。
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主虹が水滴の中で1回反射するのに対し、副虹は水滴の中で2回反射します。このため、見える色の順番が主虹とは反対になり、虹の外側が青色に見えるのです。2回の反射で光が弱まるため、主虹に比べて副虹は少し暗く見えます。
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晩秋~初冬は日本海側では虹が見えやすい
虹というと、夏の夕立の前後に見られるという印象があるかもしれませんが、実は日本海側では今の時期が一番虹がよく見られる季節になります。それには3つの理由があります。
1.冬型の気圧配置で細かい雨雲が流れ込みやすい
この時期は冬型の気圧配置になると、日本海側には雨雲や雪雲が流れ込みやすくなります。日本海から流れ込む雲は、ひとつひとつが小さな雲で、それが細かく散らばっています。そのため、雨や雪が降っているすぐそばで日が差すことが多く、よく虹が見られるのです。2.冬の前はまだ雪にならない
このように日本海から流れ込んでくる雲から降るものは、真冬になると雨ではなく雪のことが多くなります。雪粒の場合は、太陽の光があたっても、雨粒のように屈折・分光して七色にならないため、真冬には虹がほとんど見られません。ただ、この時期はまだ気温が下がりきらずに雨になることが多いので、虹が見られる機会が多くなります。3.太陽高度が低く、一日中観測チャンス
虹は私達が太陽を背にして立った時、太陽光の進む方向(対日点)から常に42度の角度を保って現れます。そのため、太陽と地面の角度(=太陽高度)が50度以下だと見えやすいと言われています。晩秋~冬、早春にかけては昼間でも太陽が高く昇らないため、夏場などと違い、太陽が出ている間は一日を通して虹が見られるチャンスがあります。
>>〔写真〕本日、各地で撮影された虹