地球・太陽・月の位置による違い
日食も月食も太陽、地球、月の3つの天体の位置関係が重要となります。
太陽と地球の間に月が入り、太陽、月、地球の順に並んだ時に起こるのが日食です。
地球から見た太陽は、月によって部分的または全て隠されてしまいます。
一方、太陽と月の間に地球が入り、太陽、地球、月という順番になると月食がおこります。
太陽の光を受けてできた地球の影に、月がすっぽりと入ることで月が欠けたように見えるのです。
太陽と地球の間に月が入り、太陽、月、地球の順に並んだ時に起こるのが日食です。
地球から見た太陽は、月によって部分的または全て隠されてしまいます。
一方、太陽と月の間に地球が入り、太陽、地球、月という順番になると月食がおこります。
太陽の光を受けてできた地球の影に、月がすっぽりと入ることで月が欠けたように見えるのです。
意外にも月食の方が貴重
上の図は、日食と月食が起こる可能性がある範囲を表したものです。月食が起こるエリアのほうが小さいことわかります。
地球全体で起こる日食と月食の回数を比較(2021年5月19日時点)すると、2050年までに日食は74回起きるのに対し、月食は49回(半影月食は除く)。月食の方が少ないのです。
しかし、月食よりも日食の方が珍しいように思っている方も多いのではないでしょうか?
そこには観測できるエリアの広さが関係しているようです。
地球全体で起こる日食と月食の回数を比較(2021年5月19日時点)すると、2050年までに日食は74回起きるのに対し、月食は49回(半影月食は除く)。月食の方が少ないのです。
しかし、月食よりも日食の方が珍しいように思っている方も多いのではないでしょうか?
そこには観測できるエリアの広さが関係しているようです。
月食は観測できるエリアが広い!
日食は、地球よりも小さな月の影になった部分でしか観測できないために、観測できるエリアはかなり限定的となります。
しかし、月食は月が昇っているエリアであればどこでも観測することが可能です。
日食より頻度は少ないものの、観測がしやすいことから月食のほうが多いと思ってしまうようです。
しかし、月食は月が昇っているエリアであればどこでも観測することが可能です。
日食より頻度は少ないものの、観測がしやすいことから月食のほうが多いと思ってしまうようです。
約86分間にわたって皆既食が続く
日本での部分月食の開始は18時09分頃、皆既月食の開始は19時16分頃と観測しやすい時間帯です。さらに今回は月が地球の影の中心近くを通るため皆既食の時間は比較的長く、約86分間にわたって皆既食が続きます。
貴重な天体ショーをぜひお見逃しなく!
夜は非常に冷え込みますので、寒さ対策をしっかり行った上で観測してください。
» 11月8日(火)月食の時刻など詳しく確認
貴重な天体ショーをぜひお見逃しなく!
夜は非常に冷え込みますので、寒さ対策をしっかり行った上で観測してください。
» 11月8日(火)月食の時刻など詳しく確認
参考資料など
AstroArts http://www.astroarts.co.jp/index-j.html
国立天文台 https://www.nao.ac.jp/
Canon http://canon.jp/
国立天文台 https://www.nao.ac.jp/
Canon http://canon.jp/