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11月8日(火)夜は「皆既月食」 日本全国で赤銅色の満月に

2022/11/05 13:44 ウェザーニュース

2022年11月8日(火)夜、日本全国で「皆既月食」が起こります。皆既月食は、月が地球の影に完全に隠されて、赤黒く変色した満月が見られる天体現象です。

次回、日本で皆既月食が見られるのは2025年9月8日で、約3年後となります。

約86分間に渡って皆既食が続く

11月8日 月食の動きと時刻(東京)
月食は全国どこでも同じタイミングに起こります。今回は月が地球の影の中心近くを通るため、皆既食の時間は比較的長くなる見込みです。皆既食の始まりから終わりまで、約86分間に渡って皆既食を見ることができます。

▼月食の時刻(全国共通)
部分食の始まり 18時09分頃
皆既食の始まり 19時16分頃
皆既食の最大  19時59分頃
皆既食の終わり 20時42分頃
部分食の終わり 21時49分頃

西のエリアほど月が昇るのは遅く、西日本では部分食の開始時は月の高度はまだ低めです。部分食のはじめから観測する場合は、空の開けた場所からお楽しみください。
» 月の出の時刻を確認

赤銅色の月に隠れる青い惑星

月食の最中に、天王星が月を出入りする「天王星食」が起こります。小笠原諸島を除く日本の多くのエリアで見ることができる見込みです。

▼天王星食の時刻(東京)
潜入開始 20時41分(皆既食中)
出現開始 21時22分(部分食中)

肉眼で見るには厳しい明るさのため、双眼鏡や望遠鏡を使ってお楽しみください。
» 次回は2235年!? 潜入イメージ画像など詳しく確認

当日夜の天気は

皆既月食 見えるかな?
11月8日(火)夜は冬型の気圧配置となり、太平洋側の地域を中心に晴れて月食観測日和となる所が多そうです。関東や関西、東海などの都市部でも月食を観測できるチャンスです。

一方、日本海側の地域では寒気の影響で雲が多く、雨の降る所もありそうです。北陸や東北、北海道では観測が難しくなりそうです。

高気圧の外縁部をまわる湿った空気の影響を受ける沖縄も雲が多く、先島諸島などでは雨の降る可能性もありそうです。
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