監視海域の海面水温は前月よりも低くなる
9月の南米沖・エルニーニョ監視海域の海面水温は基準値に比べて0.9℃低く、8月よりも低くなりました。ラニーニャ現象発生の判断に使用している5か月移動平均値の7月の値は-0.7℃で、11か月連続して-0.5℃以下です。
海洋表層の水温は西部で平年より高く、中部から東部では平年よりも低くなりました。
また太平洋赤道域の日付変更線付近の対流活動は平年より不活発、中部の大気下層の東風(貿易風)は平年より強く、引き続きラニーニャ現象が継続していると考えられます。
海洋表層の水温は西部で平年より高く、中部から東部では平年よりも低くなりました。
また太平洋赤道域の日付変更線付近の対流活動は平年より不活発、中部の大気下層の東風(貿易風)は平年より強く、引き続きラニーニャ現象が継続していると考えられます。
60%以上の確率で冬の期間はラニーニャ現象継続
エルニーニョ・ラニーニャの動向を予測するコンピューターシミュレーションの結果では、太平洋赤道域の西部から中部で貿易風が強い状態が続くことなどから、エルニーニョ監視海域の海面水温が冬の期間も基準値よりも低い値で推移すると予測されています。
ラニーニャ現象が継続する確率は1月が前回発表時の60%から80%と高くなりました。2月も60%となっており、冬の期間はラニーニャ現象が続く見通しです。
ラニーニャ現象が継続する確率は1月が前回発表時の60%から80%と高くなりました。2月も60%となっており、冬の期間はラニーニャ現象が続く見通しです。
西日本、東日本は寒い冬に
今冬はラニーニャ現象が続くため、上空を吹く強い西寄りの風、偏西風が日本付近で南に蛇行するとみられます。冬の寒さをもたらすシベリア高気圧は南東側への張り出しが強まる見込みです。
西日本や東日本に寒気が流れ込みやすいパターンで、12~2月にかけての平均気温は平年並みか平年より低い予想となっています。寒さの厳しい冬となり、山陰から北陸にかけては雪が多くなる見通しです。
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西日本や東日本に寒気が流れ込みやすいパターンで、12~2月にかけての平均気温は平年並みか平年より低い予想となっています。寒さの厳しい冬となり、山陰から北陸にかけては雪が多くなる見通しです。
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参考資料など
気象庁より