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北海道で200mm超の大雨 暴風は明日にかけて警戒

2022/10/10 15:38 ウェザーニュース

今日10日(月)午後も北海道を中心に雨が降り続いています。特に太平洋側は断続的に強い雨が降り、多い所では24時間雨量が200mmを超えました。

今夜には雨のピークを過ぎる

低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、北海道や東北の広い範囲で断続的に雨が降っています。特に北海道の太平洋側は、湿った空気が山にぶつかる形で雨雲が発達し、雨量が増加している状況です。

15時30分までの24時間雨量は胆振地方の登別市・カルルスで231.0mmに達しました。10月1か月の雨量の平年である242.0mmに迫るような大雨です。そのほか、白老町・森野で170.5mm、えりも町・目黒で138.0mmを観測しています。15時30分現在、渡島地方に大雨警報、胆振地方に大雨・洪水警報が発表中です。

今夜には雨のピークを過ぎるものの、明日11日(火)にかけて雨の降りやすい状況は続きますので、河川の増水や土砂災害などに警戒が必要です。
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明日の昼前からは西寄りの風が強まる

11日(火)昼の上空の風の予想
風は午前中に比べると幾分落ち着いており、強風が続いているオホーツク海側も夜にかけて次第に弱まる見込みです。

ただ、明日11日(火)の午前中に上空の寒気を伴った気圧の谷が通過した後は、再び風が強まるとみられます。今日は南東の風が強く拭きましたが、明日は風向きが変わり、西もしくは南西の風が強く吹く予想です。

北海道から東北北部にかけての日本海側を中心に瞬間的には25m/sを超えるような暴風となり、一部、太平洋沿岸でも風の強く吹く所があります。明日いっぱいは油断をせず、風に対する備えを続けてください。
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