facebook line twitter mail

北日本で総雨量100mm超える 北海道は午後も強雨に警戒

2022/10/10 11:00 ウェザーニュース

今日10日(月)、低気圧や前線の影響で北日本を中心に雨や風が強まっています。すでに100mm以上の雨の降っている所があり、午後は北海道でさらに雨量が増加する見込みです。

北海道は午後にかけて雨量増加

上空に寒気を伴った低気圧が日本海を進んでいて、中心から伸びる前線が東北を通過しています。南から暖かく湿った空気が流れ込んでいるため大気の状態が不安定です。

東北では今日の未明から断続的に雨が強まっていて、北海道にも活発な雨雲が広がってきました。総雨量も増えており、10時30分までの24時間雨量は岩手県釜石市で113.0mm、北海道登別市・カルルスで103.5mmなど100mmを超えている所があります。

東北の雨は峠を越えつつありますが、北海道は午後も断続的に強雨となり、さらに雨量が増える見込みです。河川の増水や土砂災害などのおそれがありますので、警戒が必要です。
» 雨雲レーダー» 雨雲レーダー

風速25m/s以上の暴風にも警戒

10日(月)10時30分の風向・風速
日本海を進む低気圧と、北海道の東に中心を持つ高気圧の間で気圧差が大きくなり、北日本では風も強まっています。

10時30分までの最大瞬間風速は、青森県八戸市で26.2m/s、北海道室蘭市で26.1m/sを観測。北海道胆振地方、檜山地方、渡島地方には暴風警報が発表中です。

午後は北海道のオホーツク海側でも風が強まり、瞬間的には30m/sを超えるような暴風のおそれがあります。今夜は一旦、風の落ち着く所が多いものの、明日11日(火)は日本海側を中心に再び風が強まる見込みです。

暴風により飛来物や停電、交通機関の乱れなどに警戒をしてください。
» GPS検索 ピンポイント天気予報» ピンポイント天気予報