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日本海にすじ状の雲が出現 衛星画像から見える冬の気配 

2022/10/05 10:57 ウェザーニュース

今日5日(水)、日本海には冬に良くみられるような「すじ状の雲」が出現しました。これは上空に寒気が流れ込んだ影響です。衛星画像からも季節が進んでいることがわかります。

日本海の海面水温は平年より高い

昨日、寒冷前線が通過した後、北日本には冷たい空気が流れ込んでいます。上空1500m付近で0~-3℃の11月並みの冷たい空気です。その一方で、日本海の海面水温は平年よりも1~2℃ほど高く、北海道の積丹半島沖で20℃前後となっています。

真冬ほどの強い寒気ではないものの、海面水温が高いことで温度差が大きく、すじ状の雲が発生しやすくなりました。

今夜になると上空の気圧の谷が近づく影響で大気の状態が不安定になり、こうした雲が局地的に発達する見込みです。北海道の日本海側を中心に雷雨やアラレの可能性がありますので、天気の変化に注意をしてください。
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参考資料など

気象衛星可視画像:NICT-情報通信研究機構