国内:宮崎県で震度5弱 西日本の広範囲で揺れ
10月2日(日)0時02分頃、鹿児島県・大隅半島東方沖を震源とするマグニチュード5.9、深さ29kmと推定される地震が発生しました。この地震で宮崎県日南市で最大震度5弱、宮崎市や串間市、都城市などで震度4、九州の広い範囲と四国の一部で震度3を観測しています。
宮崎県内で震度5弱以上を観測するのは今年1月22日の日向灘の地震(マグニチュード6.6、最大震度5強)以来です。地震のメカニズムは北西ー南東方向に圧力軸を持つ、逆断層型と解析されています。
今年、国内で発生した震度5弱以上の地震はこれで13回目です。
宮崎県内で震度5弱以上を観測するのは今年1月22日の日向灘の地震(マグニチュード6.6、最大震度5強)以来です。地震のメカニズムは北西ー南東方向に圧力軸を持つ、逆断層型と解析されています。
今年、国内で発生した震度5弱以上の地震はこれで13回目です。
プレート境界付近で発生か
今回の震源付近は日向灘と同様に、フィリピン海プレートがユーラシアプレートに沈み込んでいる領域です。いわゆる南海トラフ巨大地震の想定震源域からは外れているものの、同じメカニズムで地震が発生します。
気象庁の詳しい統計が残る1919年以降、大隅半島東方沖を震源とする地震で震度5弱以上を観測するのは今回が初めてです。ただ、以前は観測地点が少なかった影響があり、今回よりも規模が大きなマグニチュード6以上の地震はしばしば起きています。
1948年には今回の震源の近くでマグニチュード6.4の地震が発生し、宮崎市や熊本市で震度4を観測しました。
過去の震源分布を見ると、この領域ではプレート境界に当たる深さ20~30km付近とそれより深い所に地震が集中しており、今回はプレート境界に近い所で起きたとみられます。
気象庁の詳しい統計が残る1919年以降、大隅半島東方沖を震源とする地震で震度5弱以上を観測するのは今回が初めてです。ただ、以前は観測地点が少なかった影響があり、今回よりも規模が大きなマグニチュード6以上の地震はしばしば起きています。
1948年には今回の震源の近くでマグニチュード6.4の地震が発生し、宮崎市や熊本市で震度4を観測しました。
過去の震源分布を見ると、この領域ではプレート境界に当たる深さ20~30km付近とそれより深い所に地震が集中しており、今回はプレート境界に近い所で起きたとみられます。
国内:網走地方の地震で震度3
9月27日(火)5時02分頃、北海道の網走地方を震源とするマグニチュード3.4、深さ12kmと推定される地震が発生しました。この地震で北海道津別町で最大震度3、美幌町と北見市で震度2を観測しています。
網走地方を震源とする震度3以上の地震は去年4月以来です。網走地方の陸域を震源とする強い地震はあまりなく、今回の震源よりも南の阿寒湖に近い山沿いで2015年にマグニチュード5.0、最大震度5弱の地震があるくらいです。
網走地方を震源とする震度3以上の地震は去年4月以来です。網走地方の陸域を震源とする強い地震はあまりなく、今回の震源よりも南の阿寒湖に近い山沿いで2015年にマグニチュード5.0、最大震度5弱の地震があるくらいです。
世界:大西洋 レイキャネス海嶺で地震多発
アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は2回発生しました。最も大きな地震は南サンドウィッチ諸島近海で発生したマグチュード6.5です。
日本時間の10月1日(土)朝、大西洋のレイキャネス海嶺付近を震源とするマグニチュード6.0、深さ約10kmと推定される地震が発生しました。地震のメカニズムは東西方向に圧力軸を持つ逆断層型と解析されています。
今回の震源周辺では9月26日(月)頃から地震が頻発しており、前述のマグニチュード6.0の地震を筆頭に、9月26日(月)にはマグニチュード5.8、30日(金)にはマグニチュード5.7などやや強い地震が起きている状況です。
レイキャネス海嶺は大西洋を南北に貫く大西洋中央海嶺の一部で、ユーラシア大陸と北米大陸の境界にあたります。震源は海嶺を挟んで東西に分布しており、逆断層型の地震だけでなく、正断層型の地震も発生しています。
海嶺で発生する大きな地震は周辺に発達するトランスフォーム断層周辺の横ずれ型が多く、2015年にはマグニチュード7.1の地震が起きました。今回の震源付近ではマグニチュード6を超える地震の記録はなく、今後の活動が注目されます。
日本時間の10月1日(土)朝、大西洋のレイキャネス海嶺付近を震源とするマグニチュード6.0、深さ約10kmと推定される地震が発生しました。地震のメカニズムは東西方向に圧力軸を持つ逆断層型と解析されています。
今回の震源周辺では9月26日(月)頃から地震が頻発しており、前述のマグニチュード6.0の地震を筆頭に、9月26日(月)にはマグニチュード5.8、30日(金)にはマグニチュード5.7などやや強い地震が起きている状況です。
レイキャネス海嶺は大西洋を南北に貫く大西洋中央海嶺の一部で、ユーラシア大陸と北米大陸の境界にあたります。震源は海嶺を挟んで東西に分布しており、逆断層型の地震だけでなく、正断層型の地震も発生しています。
海嶺で発生する大きな地震は周辺に発達するトランスフォーム断層周辺の横ずれ型が多く、2015年にはマグニチュード7.1の地震が起きました。今回の震源付近ではマグニチュード6を超える地震の記録はなく、今後の活動が注目されます。
参考資料など
※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。