明日10月1日(土)は北海道の北を低気圧が東進し、低気圧に向かって暖かい空気が南から流れ込みます。さらに、山の風下側にあたる地域ではフェーン現象の効果も加わり、いっそう気温が高くなりやすい見通しです。

札幌ではこれまでに観測されていた10月の最高気温記録が2021年の27.3℃のため、予報通りに28℃程度まで上がるとこの極値を更新する可能性があります。

道東のオホーツク海側ではさらに気温が上がり、網走や紋別は29℃の予報で、局地的には30℃以上の真夏日にある可能性もあります。農作物の管理等に十分注意してください。

▼1日の予想最高気温と、10月の観測史上最も高い最高気温
　稚内　22℃予想
　　10月極値 23.5℃（1956/10/2）
　旭川　26℃予想
　　10月極値 25.9℃（2019/10/2）
　札幌　28℃予想
　　10月極値 27.3℃（2021/10/4)
　函館　25℃予想
　　10月極値 27.8℃（2021/10/4)
　帯広　26℃予想
　　10月極値 27.7℃（1978/10/2)
　網走　29℃予想
　　10月極値 27.7℃（2002/10/3)

明日夜以降は低気圧の東進に伴い風向きが北寄りに変化します。この影響で気温は一気に低下し、明後日10月2日(日)の北海道は一気にこの時期らしい空気に入れ替わりそうです。

その後、来週前半は一旦気温が上がるものの、来週後半にはこの秋初めての寒気の影響を受けそうです。寒暖差が大きくなる予想ですので、体調を崩さないようお気を付け下さい。
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