当日の天気は、北海道を除き昼間は25℃を超えた所が多く、西・東日本の広範囲で気温が上がったこともあり、アンケート結果の大半は「アイス」派でしたが、「ホット」を飲みたいという人も一定数いることが分かりました。

特に、気温が低めの北海道や甲信地方では5割近くに上るなど、ホットに切り替え始めている人が増えているようです。

「そろそろアイスは切り上げて、ホットに替えようかな」と思ったとき大切なのが、レギュラーコーヒー(インスタントではない本格派コーヒー)を購入するお店選びです。

そこでUCCコーヒーアカデミーに、おいしいコーヒーを売っているお店の見分け方を教えていただきました。

コーヒー専門店や挽き売り店に行くと、豆と粉のどちらにするかを聞かれます。まず、豆と粉の違いを知っておきましょう。

「ミルをお持ちの方はコーヒー豆を購入し、挽いてから抽出するまでのひとときをゆったりと楽しむことができます。コーヒーが最も香りを発するのは豆を挽いた瞬間であるため、最大限に香りを楽しみたい人は豆からがお勧めです。

コーヒーを手軽に楽しみたい人は、あらかじめ豆をミルで挽いた粉タイプを選びましょう。ドリッパーやサーバーがあれば、簡単にレギュラーコーヒーを楽しむことができます。いつも同じ抽出器具を使っているなら、その器具に合った挽き方にしてもらいましょう。

長持ちするのは豆タイプです。コーヒーは、酸素に触れるほど新鮮さを失っていきます。粉タイプは酸素に触れる面積が多いため、豆タイプより劣化が速くなってしまうのです。

豆にしても粉にしても、ストレートかブレンドかを選ばなければなりません。『ブラジル』『コロンビア』など、単一の産地の名前がついたものをストレートといい、産地ごとの特徴や個性を味わうことができます。

それに対して、複数の産地のコーヒー豆を配合したものをブレンドといい、ストレートでは出せない風味を創り出しています」(UCC)

おいしいコーヒーを購入するには、豆の保存に気を配っているお店を探すと良いそうです。挽き売り店なら次の3つのポイントを参考に、コーヒー豆を入れたケースをチェックしてみてください。

（1）保存場所はきれいか

「豆を保存するケースはきれいに保たれていなければなりません。豆からにじみ出た油分や殻でケースが汚れていないかチェックしてください」(UCC)

（2）ケースの位置に注意

「豆の保存には日光が天敵です。コーヒー豆のケースが直射日光にさらされていないか、置かれた位置を確認してみましょう」(UCC)

（3）豆の回転は速いか

「よく売れているお店は、常に新鮮な豆がケース内に置かれています。お店選びの際、コーヒー豆の回転率にも注意を払って比較しましょう」(UCC)

自分好みのレギュラーコーヒーを探すには、コーヒー専門店や挽き売り店に行く必要があります。

「コーヒーに詳しい販売員さんに『苦味が強いもの』『酸味が弱いもの』といったリクエストをしたり、どんな食べ物に合わせたいかを伝えたりすれば、あなたにぴったりのコーヒーを選んでもらえるかもしれません。

手始めにそのお店のオリジナルブレンドを購入してみるのも、レギュラーコーヒー選びのコツの一つです。オリジナルブレンドは、そのお店の基準やこだわりを具体化した商品です。いくつかのお店のオリジナルブレンドを飲み比べると、気に入ったお店を絞り込むことができます。

お店が決まったら、そのお店のオリジナルブレンドを基準にして、『もっとコクがあるものが欲しい』『もっとスッキリ飲めるほうがいい』などとリクエストしてみましょう。お馴染みになれば、きっとあなた好みのコーヒーをブレンドしてもらえることでしょう」(UCC)

これからの季節は温かい飲み物の出番です。なかでも嗜好品の王様といえるコーヒーを自分流に整えて、心身を癒してみませんか。
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