ウェザーニュースアプリ利用者に向けて、台風15号による大雨でどの程度の冠水や浸水となったか調査を行った所、静岡県内では「ひざ以上」という回答が多くなりました。

浜松市など西部から静岡市など中部にかけての広範囲で、「ひざ以上」の赤色の報告が届いている状況です。同じく雨が強まった愛知県東部に比べて、圧倒的に静岡県内に集中していることがわかります。
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静岡県内では台風15号から北に伸びたシアーライン（風の流れが変化する境界線）周辺で雨雲が発達。地形の影響も加わって、周囲の地域よりも雨が強まりました。

1時間雨量の最大値は静岡空港で110.0mm、静岡市で107.0mm、菊川市・菊川牧之原で99.0mmなど、多くの地点で100mm前後を観測。3時間で200mm以上の雨の降った所もあります。短時間の集中的な雨で都市部では排水機能が追いつかず、大規模な冠水に見舞われました。

また、静岡県内の河川は傾斜が急である特徴があります。上流部で降った雨があまり時間をかけず下流まで到達し、急激な水位上昇につながった可能性が考えられます。

大規模な冠水や浸水となった地域では水が引くまでに時間がかかりますので、車で移動するような場合は引き続き注意が必要です。増水した川にも近づかないようにしてください。
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