台風15号は中心の北側に活発な雨雲を伴っているため、東海地方で台風の接近前から大雨となっています。

特に、愛知県から静岡県周辺では台風に吹き込む風が山にぶつかることで激しい雨が続いて雨量が増加し、21時までの24時間雨量は静岡県掛川市で199.5mm、静岡県磐田市で177.0mmに達しました。愛知県や静岡県の一部で土砂災害警戒情報が発表中です。

また、関東や甲信地方でも局地的に雨の強まっているところがあり、20時までの1時間に神奈川県横浜市では13.5mmのやや強い雨、山梨県甲府市で21.0mmの強い雨を観測し、神奈川県、茨城県、山梨県、長野県でも大雨警報の発表されているところがあります。

今後、静岡県など東海地方では明日24日(土)の未明にかけて大雨が続くおそれがあります。また、関東南部では明日朝にかけて、関東北部では昼頃にかけて断続的に活発な雨雲がかかる予想のため、道路冠水や河川の増水、土砂災害などに警戒が必要です。

さらに、発達した雨雲の周辺は大気の状態が不安定になっていますので、竜巻などの突風にも注意をしてください。
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明日24日(土)は台風から温帯低気圧に性質を変えながら、東海や関東の太平洋沿岸を進む見込みです。また、それとは別に日本海から北日本を前線が通過します。

これらの雲が一体になって北日本～東日本を通過して、各地に雨を降らせます。前線に向かって、南から湿った空気が流れ込むことによって雨雲は発達しやすく、関東北部や東北、北海道では局地的に激しい雨が降る予想です。

台風から離れた所でも被害が出るほどの雨になるおそれがありますので、油断はできません。連休を利用して移動を予定している方は、交通情報も併せてご確認ください。
» 台風ピンポイント影響予測（会員向け）

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風15号の名前「タラス（Talas）」はフィリピンが提案した名称で、鋭さという意味です。