日本の南海上の熱帯低気圧は明日には台風になるとみられます。また、日本海には前線が発生しつつあり、北日本に近づく見込みです。南東からは湿った空気が流れ込み、近畿から関東、北日本にかけての広い範囲で雨雲が発生しやすくなります。

局地的には1時間に30mmを超えるような激しい雨の降るおそれがあります。三連休を利用して車で移動を予定されている方は、道路冠水や強雨による視界不良などに警戒をしてください。

台風の進路に近い紀伊半島は、南東からの風が山にぶつかる地形の効果が加わるため、特に雨量が増える見込みです。明後日24日(土)夜までの雨量は、多い所で300mmを上回る予想となっています。

元々雨の多い地域ではありますが、比較的短い時間で大雨になると、土砂災害や河川増水・氾濫などの危険性が高まります。台風が近づく前から雨が強まりますので、早めの対策が必要です。

また、そのほかの東海地方の広い範囲や関東北部でも100mm以上の雨が予想されています。今回は台風14号のように発達はしないものの、多くの雨を降らせる可能性は十分にあります。最新の情報を確認し、しっかりと警戒をしてください。
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