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宮崎県の大雨特別警報 すべて警報に切替 引き続き大雨災害に警戒を

2022/09/19 10:51 ウェザーニュース

宮崎県に発表されていた大雨特別警報は、19日(月)11時00分に大雨警報に切り替えられました。これで台風14号の接近に伴う特別警報の発表されている地域はなくなりました。

風雨のピークを越えたあとも、大雨災害の危険性や強い吹き返しの風は続きます。引き続き身の安全を確保してお過ごしください。

またこの先、中国地方や四国、近畿などでも大雨による災害の危険性が高まるおそれがありますので警戒してください。
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宮崎県内では24時間に700mm超の記録的な大雨

解析雨量
台風14号の接近前から、九州の太平洋側を中心に雨が降り続いて大雨と立っています。特に宮崎県内では雨量がかさんで、18日(日)15時すぎから大雨特別警報が発表されていました。

宮崎県えびの市のアメダスえびの、宮崎県美郷町のアメダス神門では、24時間降水量が700mmを超える記録的な雨量が観測されています。九州の中でも特に雨の多い地域ではありますが、9月1か月分の平年の雨量を上回るほどの大雨です。

ピークを越えても油断は禁物

宮崎県、大分県、熊本県などの各地では、これまでに降った雨により河川が増水しています。川の水位は雨が弱まった後も上昇を続けることがあるため、決して様子を見に行ったりしないでください。また、浸水している所では道路と川の境がわからなくなるなど大変危険です。雨が弱まった後も油断は出来ません。
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また、地盤が緩んでいることにより土砂災害の危険度も高まっています。市町村から発表される避難勧告などの情報をよく確認し、傾斜地など土砂災害の発生するおそれのある地区には近づかないようにしてください。
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台風は今夜にかけ山陰沖へ

台風14号はこの先、山陰の日本海沿岸に向かう予報です。あまりスピードを早めない見通しですので、長引く影響に注意が必要です。

三連休明けの20日(火)は東日本・北日本方面に台風が進み、通勤・通学の時間帯は北陸や東海などで荒天となることが想定されます。気象庁が「暴風警報を発表する可能性が高い」としている地域も多くあるため、連休明けも警戒が欠かせません。
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写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)