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九州などはすでに台風14号の強風域 避難や対策は暴風の前に完了を

2022/09/17 13:57 ウェザーニュース

9月17日(土)14時、大型で猛烈な台風14号(ナンマドル)は、沖縄県南大東島の北東の海上を北西に進んでいると推定されます。

直径1400kmにおよぶ巨大な強風域を持っており、九州南部や沖縄などがすでにその中に入っている状況です。瞬間的には20m/sを超える風の吹いている所があり、13時30分までの最大瞬間風速は鹿児島県屋久島町・尾之間で25.7m/s、沖縄県南大東村で24.1m/s、九州本土の宮崎県串間市で20.5m/sを観測しました。

▼台風14号 9月17日(土)14時推定
 中心位置   南大東島の北東約160km
 大きさ階級  大型
 強さ階級   猛烈な
 移動     北西 20 km/h
 中心気圧   910 hPa
 最大風速   55 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 75 m/s
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避難や対策は暴風となる前に

暴風・強風のタイミング
今後は台風の北上に伴い、平均風速で25m/s以上の暴風の吹き荒れる所が増えてきます。種子島・屋久島などは今夜遅くから暴風となり、九州南部も明日18日(日)の朝にかけて風が強まる見込みです。

台風14号は猛烈な勢力で九州に近づくため、ピーク時には瞬間的に60m/sを超えるような暴風が予想されます。大雨や高潮によって被害の危険性が高まった時点では風が強く、避難が困難になるとみられます。

避難や対策は暴風になる前に行なうことが必要です。九州南部ではできれば今日の明るいうち。九州北部も明日の早い時間までに済ませてください。

四国や中国、近畿などそのほかの西日本も台風の中心が離れているうちから風が強まりますので、早めの対応が欠かせません。
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