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台風14号は巨大な雲の渦を形成 中心付近に台風の目がはっきり

2022/09/16 08:43 ウェザーニュース

台風14号(ナンマドル)は日本の南の海上で発達を続けています。大きな雲の渦を形成し、中心付近の目がはっきりとしてきました。

雲の渦は直径1000km以上

台風は海面水温が29~30℃の高い領域を進んでおり、風の鉛直シア(地上付近から上空にかけての風向や風速の変化)も弱いため、発達を続けています。

16日(金)6時の時点では大型で強い勢力で、中心付近の最大風速は40m/sです。もう少し発達して「非常に強い」勢力となる可能性も出てきました。

気象衛星ひまわり8号による雲画像を見ると、雲の渦は西日本から東日本を覆うほど大きく、強風域の範囲は1200km以上に達しています。さらに中心付近には台風の目がはっきりと現れており、勢力も強まっている状況です。

台風14号は九州に近づくまで強い勢力を維持するとみられます。中心から離れた所にも活発な雨雲を伴っていますので、広範囲に影響を与えることが懸念されます。台風への対策は早め早めに進めるようにしてください。
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参考資料など

気象衛星可視画像:NICT-情報通信研究機構