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紅葉見頃予想2022【東日本編】

2022/11/10 12:51 ウェザーニュース

東日本エリアの今年の紅葉見頃予想です。

【関東・甲信の見頃予想】
葉の色付きが加速 東京・高尾山は今週末見頃

関東・甲信の紅葉名所 見頃予想
関東や甲信では、9月から10月はじめにかけての気温が平年並か平年より高い日が多くなりました。このため、中央アルプス・千畳敷カール(長野)や草津白根山(群馬)、蓼科(山梨)、谷川岳(群馬)など標高の高い山では平年並か平年より遅い見頃となった名所が多くなりました。

その後は、度々流れ込んだ寒気の影響で色付きが加速し、芦ノ湖(神奈川)や高尾山(東京)などでは平年より約1週間早い見頃を迎えるなど、一部では見頃時期が早くなっています。

今後は天気が周期変化しますが、晴れる日が多くなります。朝の放射冷却によって葉の色付きが進み、これから見頃を迎える多くの名所では平年並の見頃となる予想です。

【北陸の見頃予想】
寒気の影響で葉の色付きが加速 兼六園は11月22日頃

北陸の紅葉名所 見頃予想
北陸では、9月の気温が平年より高かったため、室堂平(富山)では平年より4日遅い見頃となりました。

10月になると、度々流れ込んだ寒気の影響で色付きが急加速し、白山白川郷ホワイトロード(石川)や黒部峡谷トロッコ電車沿線(富山)など多くの名所で平年並の見頃を迎え、九頭竜湖(福井)など一部では見頃時期が早くなっています。

週末は北日本に低気圧が接近するため、一時的に暖気が流れ込みます。このため、まだ見頃を迎えていない名所では色付きがやや足踏みしそうです。

【東海の見頃予想】
葉の色付きが加速 愛知・香嵐渓は来週末に見頃へ

東海の紅葉名所 見頃予想
東海では、9月から10月中旬にかけての気温が平年並か平年より高い日が多くなりました。このため、御在所岳(三重)では平年より5日遅い見頃となりました。その後、度々流れ込んだ寒気の影響で色付きが加速し、白川郷(岐阜)や大井川源流(静岡)など、多くの名所で平年並の見頃を迎え、寸又峡(静岡)など一部で見頃時期が早くなっています。

今後は天気が周期変化しますが、晴れる日が多くなります。また、11月後半から12月にかけては寒気の影響を受けやすくなり、気温が平年より低くなる予想です。

気温が下がることで葉の色付きが進み、これから見頃を迎える多くの名所では平年並の見頃となり、平野部では見頃が早まる可能性がありそうです。