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台風11号は温帯低気圧に 北日本は暴風警戒

2022/09/06 22:14 ウェザーニュース

9月6日(火)21時、台風11号(ヒンナムノー)は北海道の西の日本海で温帯低気圧に変わりました。

ただ、明日7日(水)にかけて北日本を中心に風の強い状況が続く予想のため、警戒が必要です。

▼温帯低気圧 9月6日(火)21時
 中心位置   日本海
 移動     北北東 85 km/h
 中心気圧   980 hPa
 最大風速   30 m/s

北日本は日本海側を中心に暴風警戒

予想天気図 7日(水)9時
低気圧に近い北海道の日本海側では風が強まっており、21時30分までの最大瞬間風速は北海道留萌で32.5m/s、札幌で30.2m/sを観測しました。道北・道央・道南の一部地域に暴風警報が発表中です。

台風11号は温帯低気圧に変わったものの、最大風速は大きくは変わらず、強い風の領域は拡大する可能性があります。低気圧に近い北日本の日本海側は暴風となるおそれがあり、飛来物や倒木による停電などに警戒が必要です。
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近畿や東海は強雨注意

温帯低気圧の南に広がる雨雲が西日本と東日本を通過しており、局地的に強い雨を降らせています。21時30分までの1時間に関市板取で11mm、名古屋市で5.5mmを観測しています。

紀伊半島南部など一部では今夜にかけて激しい雨の降るおそれがあります。また、北陸でも雨の強まりに注意が必要です。
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日本の南に熱帯低気圧 動向注意

気象衛星 6日(火)15時
日本のはるか南の海上は対流活動が活発で、積乱雲の塊が東西に長く連なっています。雲の帯の西端では雲が渦を巻く動きがみられており、熱帯低気圧が解析されています。

雲の帯の中には、それ以外にもまとまりつつある部分がいくつかみられ、別の熱帯低気圧が発生する可能性もある状況です。

現時点で複数の熱帯低気圧の発生が予想されていますが、コンピューターシミュレーションによる結果はばらつきが非常に大きな状況です。熱帯低気圧が台風まで発達するか、どのような進路を進むかに関して不確実性が非常に高くなっています。

日本列島に何らかの影響が出てくる可能性も十分にありますので、最新の情報をこまめにご確認ください。
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