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河川の防災・減災に関する調査 川から5km以内に家がある方が9割超 避難経験は7%も

減災調査2022(9月)

2022/09/01 17:14 ウェザーニュース

2022年7月、8月は各地で大雨となり、河川氾濫による浸水被害が発生しました。

ウェザーニュースでは9月1日の防災の日を踏まえ、河川氾濫による被害軽減を目的に、河川の防災・減災に関する調査を行いました。

■ 調査概要 ■

調査方法:アプリ「ウェザーニュース」内でアンケートを実施
調査期間:2022年8月25日〜28日
有効回答数:11,505人

家と川との位置関係
5km以内が9割以上 1km以内でも6割以上に

質問:あなたの家は川からおおよそどれくらい離れていますか?
家と川の位置関係に関して調査したところ、5km以内に川があると回答した方が全体の9割超。また、1km以内でも6割にのぼりました。

用水路など川の大小を問わずに調査したこともありますが、河川の近くに住んでいる人が多いことがわかりました。

川の氾濫による避難経験
なんと7%も

質問:川の氾濫をおそれて、安全な場所に避難した経験がありますか?
河川の氾濫に備えて避難行動を取ったことがあるかどうかを調査したところ、全体の7.3%が避難したことがあるという結果となりました。

避難所に避難した方だけでなく、移動しない方が安全な状況と考えて自宅などで垂直避難をした方も含まれます。
7%という数字だけをみると少ないと感じるかもしれませんが、十数人に一人は安全な場所に避難しないといけない事態に遭遇したと考えると、割合としては多い数字と言えそうです。

これまでは避難が必要な状況に遭遇したことがない方も、近年は局地的な豪雨や大雨災害が増えてきていることもあり、近くを流れている河川が氾濫しないとは言い切れません。

9月1日の防災の日を機に、いざという時に備えて、情報の受け取り方法など見直しをしてみてはいかがでしょうか。

» アプリで河川水位情報を見る» 雨雲レーダー河川モード

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
新潟県村上市のウェザーリポーターさん