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台風11号 進路の誤差は依然大きく 9月3日(土)以降は北上か

2022/08/30 18:43 ウェザーニュース

非常に強い台風11号(ヒンナムノー)は、発生当初の予報よりも南の進路をとり、明後日にかけて沖縄の南へ進む見通しです。

ただ、その後の進路は予測の誤差が大きくなっています。進路次第で影響が大きく変わるため、随時最新の情報をご確認頂くようお願いします。
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▼台風11号 8月30日(火)18時現在
 中心位置   南大東島の東北東約340km
 大きさ階級  //
 強さ階級   非常に強い
 移動     西 30 km/h
 中心気圧   935 hPa
 最大風速   50 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 70 m/s
 暴風域半径  95 km
 強風域半径  192.5 km
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北上を示唆するシミュレーションが増加傾向

記事冒頭の図は、予報円は気象庁の15時の進路予報、細い線1本1本は世界各国の気象機関が計算した進路のシミュレーション結果をあらわします。細い線はアンサンブル予報という手法の過程で得られるもの(メンバー)で、想定される進路にはかなりの幅があるということをイメージするために掲載しています。

これらのメンバーを比較すると、9月2日(金)頃までは沖縄の南に進む傾向が揃っているものの、その後はばらつきが大きいことがわかります。とはいえ誤差は若干縮小傾向で、東シナ海を北上し九州の西に向かうメンバーの数が徐々に増えています。

まだ正確な台風の進路や勢力を特定するのが難しい状況で、今後さらに予報が変わることも想定されるため、随時新しい情報をご確認ください。
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予報円が大きい≠台風が大きい

進路図の破線で示された「予報円」は、その時刻に台風の中心が到達する確率の高い範囲を示しています。予報円が大きいことは進路の誤差が大きいことを示していて、台風の勢力や大きさの変化を表すものではありません。

台風11号の場合、5日先の予報円は直径1040km(B)と、気象庁の台風予報の中では5段階の3番目の大きさとなっています。昨日までは直径1300km(C)と最も大きかったため、予報の誤差はやや小さくなったと考えられます。

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台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風11号の名前「ヒンナムノー(Hinnamnor)」はラオスが提案した名称で、国立保護区の名前が由来です。
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