小笠原諸島の父島などは17時頃に台風11号の暴風域に入りました。台風の接近とともに風雨が強まっていて、父島では17時57分に最大瞬間風速34.4m/sを観測しました。

これから夜にかけて台風の中心を取り巻く活発な雨雲が通過する見込みで、局地的には1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨や、瞬間的に40m/sに達するような暴風のおそれがあるため警戒が必要です。

台風がそれほど大きくないことや、時速30kmと比較的動きが速いため、暴風雨の時間はそれほど長引かず、明日30日(火)の未明には落ち着く見込みです。ただ、波の高い状態はしばらく続きますので、海の近くでの作業は明日30日(火)も十分に注意をしてください。

台風は小笠原諸島を通過後、31日(水)にかけては発達しながら西寄りに進み、非常に強い勢力となって沖縄に近づく見込みです。9月1日(木)以降は動きが遅くなり、進路の予想の不確実性も増すため、予報円がかなり大きくなっています。

影響が長時間におよぶおそれがありますので、早めの警戒が必要です。

▼台風11号　8月29日(月)18時推定
　中心位置　　　父島の北約30km
　大きさ階級　　／／
　強さ階級　　　強い
　移動　　　　　西　30 km/h
　中心気圧　　　975 hPa
　最大風速　　　35 m/s (中心付近)
　最大瞬間風速　50 m/s
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写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）
007さん