マグマの蓄積を示す変化が停滞
宮崎県と鹿児島県の県境付近に位置する霧島山・新燃岳では火山活動が低下しているとみられます。人工衛星を使用した全球測位衛星システムである、GNSS連続観測では、2021年12月頃から霧島山の深い場所でマグマの蓄積を示すと考えられる伸びが認められていましたが、その伸びが7月頃から停滞しています。
新燃岳火口直下を震源とする火山性地震は、2022年3月27日に増加した後、一時的に多い状況となりましたが、増減を繰り返しながらも減少傾向となっており、新燃岳周辺の傾斜計では、山体膨張を示す変化はみられていません。
また、新燃岳西側斜面の割れ目での噴気及び地熱域の状況に特段の変化は認められません。
これらのことから、新燃岳火口周辺に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなったと考えられ、今年3月27日にレベル2(火口周辺規制)とした噴火警戒レベルはレベル1(活火山であることに留意)に引き下げられました。
新燃岳火口直下を震源とする火山性地震は、2022年3月27日に増加した後、一時的に多い状況となりましたが、増減を繰り返しながらも減少傾向となっており、新燃岳周辺の傾斜計では、山体膨張を示す変化はみられていません。
また、新燃岳西側斜面の割れ目での噴気及び地熱域の状況に特段の変化は認められません。
これらのことから、新燃岳火口周辺に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなったと考えられ、今年3月27日にレベル2(火口周辺規制)とした噴火警戒レベルはレベル1(活火山であることに留意)に引き下げられました。
防災上の警戒事項等
今後も新燃岳では小規模な噴火が発生するおそれがあり、火山弾と呼ばれるような、弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する可能性があります。新燃岳火口から概ね2kmの範囲では、引き続き警戒が必要です。
また、風下側では火山灰だけでなく、火山礫と呼ばれるような小さな噴石が遠方まで風に流されて、降るおそれがあるため注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
» ウェザーニュース 火山情報
また、風下側では火山灰だけでなく、火山礫と呼ばれるような小さな噴石が遠方まで風に流されて、降るおそれがあるため注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
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