秋田県五城目町に「緊急安全確保」発令 警戒レベル5 命を守る行動を
2022/08/13 01:28 ウェザーニュース
東北北部に活発な雨雲がかかり、大雨となっています。
秋田県五城目町は0時30分に、内川地区の134世帯319人に「緊急安全確保」の避難情報を発令しました。内川川の氾濫による発令です。警戒レベル5の情報です。
夜中に避難所へ移動することは危険を伴うため、少しでも崖やから離れた場所や浸水しにくい上の階に移動するなど、身の安全を確保して過ごすようにしてください。
(更新)五城目町は1時15分に、富津内地区の170世帯397人にも「緊急安全確保」の避難情報を発令しました。富津内川の氾濫による発令です。
対象:
内川地区 134世帯 319人
富津内地区 170世帯 397人
少しでも安全な場所へ
ウェザーニュースアプリより
急な斜面や崖の近くからは離れて、できるだけ安全な近くの避難所などへ避難するようにしてください。すでに河川があふれるなどで、移動が困難な場合は、できるだけ頑丈な建物の高いところで、身の安全を確保するようにしてください。
このあとも断続的に激しい雨は続くとみられ、新たに土砂災害や低い土地の浸水、河川氾濫などが発生する危険があるので、厳重に警戒してください。
今後、急激に状況が悪化するおそれもあります。少しでも危険を感じた場合には、避難情報が出ていなくても自ら安全な場所へ移動する判断をしてください。
「顕著な大雨に関する情報」とは
顕著な大雨に関する情報とは、大雨による災害発生の危険度が急激に高まっている中で、線状の降水帯により非常に激しい雨が同じ場所で降り続いている状況を「線状降水帯」というキーワードを使って解説する情報です。
線状降水帯による大雨が、災害発生の危険度の高まりにつながるものとして社会に浸透しつつあるため、危機感を伝えるために2021年から運用が始まりました。
情報が発表された地域の周辺では危険が迫っているため、地元の自治体が発表する避難情報などを確認して、速やかに適切な行動をとるようにしてください。
なお気象庁によると、過去のデータを用いたシミュレーションの結果、この「顕著な大雨に関する情報」は1年間に全国で約10〜20事例程度の発表が想定されるとのことです。発表の頻度は特別警報と比べて多いものの、当該の地域にとっては数年に一度あるかないかの大雨ですので、決して油断をしないようにしてください。