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東北北部は午後も断続的に強雨 来週はじめも大雨に警戒

2022/08/12 12:28 ウェザーニュース

今日12日(金)は東北北部に停滞する前線の活動が活発で、青森県や秋田県では断続的に強い雨が降っています。午後も強雨が続く見込みで、災害の発生には引き続き警戒が必要です。

午後も活発な雨雲が通過する予想

東北北部は前線周辺の雨雲が次々に通過し、雨の強まっている所があります。朝は北海道道南から青森県に広がっていた活発な雨雲は、少し南下して秋田県から岩手県に強雨のエリアが移ってきました。

10時30分までの1時間には秋田県秋田市・仁別で26.0mmの強い雨、大館市で16.5mmの雨を観測しています。10時30分の時点で青森県、岩手県、秋田県には土砂災害警戒情報が発表中で、秋田市内を流れる新城川では氾濫危険水位を超えている観測所があります。

午後も前線の活動は活発で雨が強まりやすく、局地的には非常に激しい雨が降る見込みです。少なくとも今日いっぱいは河川の急な増水や氾濫、低い土地の浸水、土砂災害などに対して、厳重な警戒が必要です。
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来週はじめも大雨のおそれ

16日(火)朝までの12時間予想雨量
明日13日(土)から14日(日)は前線の活動が弱まり、雨は小康状態となる見込みです。ただ、15日(月)になると再び西から前線の活動が活発になって、16日(火)にかけて東北北部では雨の強まるおそれがあります。

雨が落ち着いている週末を利用して周囲の状況などを確認し、次の大雨に対する備えを進めるようにしてください。

なお、17日(水)以降は前線が南下して、東北からは離れる予想となっています。ようやく一連の大雨の出口が見えてきましたので、警戒が必要な状態はもう少しです。
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写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
のりさん