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北海道で土砂降りの雨 今夜以降は東北で記録的大雨に厳重警戒

2022/08/08 17:24 ウェザーニュース

今日8日(月)は西から近づく前線の影響で、北海道で雨が降り出しています。すでに土砂降りの所もあり、今夜にかけて断続的に強く降る見込みです。

その後は活発な雨雲が東北に移動し、明日9日(火)以降は長期間にわたる大雨が予想されますので、厳重な警戒が必要です。

今夜は北海道太平洋側で非常に激しい雨

中国大陸から前線が近づいていて、北海道は日本海側で午前中から雨の降っている所があります。前線に向かって暖かく湿った空気が、強い勢いで流れ込んでいるため雨雲が発達しやすく、一部では土砂降りの雨になっている状況です。

10時00分までの1時間には北海道赤井川村で14.0mmの雨を観測、札幌市内でも本降りの雨になっています。

これから午後にかけて雨の範囲は道北や道東などを含んだ北海道の全域に広がっていく予想です。特に今夜は太平洋側を中心に1時間に50mmを超える非常に激しい雨の降るおそれがあります。道路冠水や中小河川の急な増水に警戒をしてください。
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東北北部で記録的な大雨のおそれ

11日(木)夜までの72時間の予想積算雨量
今夜から明日9日(火)にかけては前線が南下し、雨の中心が東北地方に移っていきます。青森県や秋田県など東北北部の日本海側を中心に断続的に活発な雨雲が通過する見込みです。

前線は11日(木)頃まで大きな動きがなく、同じような所で雨が降り続く可能性があります。

今夜から11日(木)夜までの72時間の雨量は、秋田県北部から青森県津軽地方の広い範囲で200mm以上、局地的には300mm以上に達する予想です。この地域で8月1か月に降る平年の雨量を上回るような記録的な大雨となるおそれがあります。

1週間程度、大雨が続くおそれ

週間の雨量予想
12日(金)以降も前線は多少、南北に動きつつ停滞を続ける予想となっています。少なくとも15日(月)にかけては東北から北陸を中心に雨の強まりやすい状況となる見通しです。

11日(木)までで記録的な大雨が予想される東北北部では、さらなる雨量の増加で影響が拡大するおそれがあります。また、先日の大雨で被害に見舞われた、山形県や新潟県などでも雨の強まる可能性があり、新たな災害が懸念される状況です。

1週間前後の長期間にわたって大雨が予想され、過去にあまりないような雨量となることも考えられます。

大きな河川が増水、氾濫したり、大規模な浸水や土砂災害が起きる危険性があるため、避難などを含めた対策の検討は早めに進めるようにしてください。また、鉄道や道路などの交通機関に大きな影響の出る可能性もあるため、気象情報に加えて交通情報もこまめな確認が必要です。
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