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来週12日(金)深夜「ペルセウス座流星群」の一番の見頃に

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2022/08/05 19:00 ウェザーニュース

来週は三大流星群の一つである「ペルセウス座流星群」が活動のピークを迎えます。

一番の見頃となる12日(金)夜から13日(土)明け方にかけてが観測のチャンスです。

今年は一晩中、満月が夜空を照らすため観測条件は良くありませんが、月明かりに負けない明るい流星に期待です。
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どんな流星群?期待できる流星数は

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8月12日 22時頃 北東の空(東京)
・一般的な出現期間:7月17日~8月24日
・今年の活動極大 :8月13日(土)10時頃
・母天体:スイフト・タットル彗星

ペルセウス座流星群は、1月のしぶんぎ座流星群、12月のふたご座流星群とともに「三大流星群」の一つとされており、観測できる流星の数は年間でも1・2位を争う流星群です。

今年は8月13日(土)10時頃に活動の極大を迎えます。目立って多くの流星が出現するのは11日(木)から13日(土)の3夜で、12日(金)夜から13日(土)明け方に最も多くの流星が出現すると予想されます。

放射点(※)が地平線から昇ってくると流星が出現するようになり、放射点が空高くに昇る明け方に近づくにつれて流星の数は多くなる見込みです。

ただ、今年は12日(金)が満月のためほぼ一晩中月明かりがあり、残念ながら流星の観測条件は良くありません。国立天文台によると空の暗い場所で観察した場合の流星数は、1時間あたり30個程度と予想されるとのことです。実際に目にすることができる流れ星の数はさらに少なくなりそうです。

ペルセウス座流星群の流れ星は、ペルセウス座の周辺のみに出現するわけではなく、夜空のどこにでも現れます。明るい月を視界に入れないようにしながら、できるだけ空を広く眺めるようにして見てみてください。

※放射点:流れ星(群流星)が飛び出してくるように見える天球上の点。

14日(日)深夜にも注目

国立天文台によると、昨年は極大の約1日半後に予想外の活動があり、例年の極大時の2倍以上に達する流星が観測されたとのことです。

今年、地球が同じ位置関係となるのは14日(日)深夜23時台です。可能性は高くないとのことですが、予想外の活動があるかにも注目してみてください。

ペルセウス座流星群の特徴は?

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1.遅い時間ほど期待できる流星数は増える
流星群に属する流れ星は、放射点を中心に四方八方に流れます。ペルセウス座流星群の放射点は、時間の経過と共に高く昇るため、少しでも多く流れ星を見たい方は、未明頃から観測するのが良さそうです。

2.ピークの前後数日は多くの流星が期待できる
ペルセウス座流星群は、ピークの前後数日は多くの流れ星を観測することができます。天気の関係等でピーク時に観測出来ない方は、その前後の日に観測するようにしましょう。

3.明るい流れ星が多く、痕を残すものも
ペルセウス座流星群は明るい流れ星が多く、火球と呼ばれるひときわ明るい流れ星や、流星痕と呼ばれる痕を残す流れ星が出現することがあります。

気になる12日(金)夜の天気は?

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ペルセウス座流星群見えるかな?
12日(金)夜から13日(土)明け方にかけて、東日本や西日本、沖縄は高気圧に覆われて晴れる所が多い予想です。湿った空気の影響で雲の広がる所はあるものの、流星観測のチャンスがありそうです。

一方、北日本は前線の影響を受けて雲の多い空となり、雨の降るところもある予想です。流星観測は厳しい天気となってしまいそうです。
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