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この時期に増えるシンク下から嫌な臭い! その原因と対策

2022/08/20 11:02 ウェザーニュース

気温が上がると湿気も多くなるのが日本の夏の特徴です。今年は猛暑のために家の換気が十分できず、湿気が気になっている人が多いのではないでしょうか。

湿気の被害は家のあらゆる場所に及びますが、特に気になるのはシンク下から嫌な臭いがしてきた場合です。そこで今回は、全国で家事代行サービスなどを展開するカジタク・サプライヤチームの鈴木健吾さんに、シンク下の臭い対策を教えていただきます。

シンク下の臭いの原因

シンク下から嫌な臭いがしてきた場合、どのような原因が考えられるのでしょうか。

「臭いが発生する原因は1つではなく、いくつかの理由が考えられます。

まず考えられるのは、収納物の臭いです。シンク下には、調味料やレトルト食品、缶詰、乾物類など、常温で保存可能な食料品を収納している家庭が少なくありません。これらの臭いが混ざり合い、シンク下のスペースにこもると嫌な臭いになる可能性があります。

次に考えられるのは、カビの発生です。シンク下には水道の配管があり、水回りと呼ばれる部分であることから、カビが発生しやすい環境になっています。嫌な臭いの原因は、シンク下の空間内、あるいは収納しているものに発生しているカビかもしれません。

その他にも、シンク周りの汚れの原因が考えられます。シンク部分や排水口に汚れがたまり、雑菌が繁殖して嫌な臭いの元になっている場合があります。

最後に考えられるのは、水道管の問題です。水道の配管部分にすき間があると、そこから下水のような嫌な臭いがもれて、シンク下のスペースに充満してしまうことがあります」(鈴木さん)

対策(1)収納物の臭いが原因の場合は?

収納物の臭いが原因である場合は、どうすれば除去できるでしょうか。

「シンク下の収納物から臭いが発生していることがわかれば、臭いを抑えるために収納の仕方を変えてみましょう。例えば、密閉できる容器に入れて保存すれば、臭いが漏れることもありません。また、換気を良くして、臭いがこもるのを防ぐことも大切です」(鈴木さん)

対策(2)カビの発生が原因の場合は?

カビの発生が原因である場合の臭いは、どうすれば除去できるでしょうか。

「カビと湿気を取り除かなければなりません。用意するものは、市販のアルコールスプレーとブラシ、タオルなどです。カビにアルコールを噴射し、ブラシなどでこすって落とし、タオルで拭きましょう。

収納しているものも、全部アルコールで拭いてください。なお、カビを除去しても湿気が溜まったままでは再びカビが発生します。換気を良くしたり除湿剤を置いたり、湿気をこもらせないための対策は必須です」(鈴木さん)

対策(3)シンク周りの汚れが原因の場合は?

シンク周りの汚れが原因である場合の臭いは、どうすれば除去できるでしょうか。

「台所用漂白剤やパイプクリーナーなどを使用して、汚れを取り除くしかありません。その際、洗剤を複数使用するのであれば、有毒ガスが発生しないよう種類には十分気をつけてください」(鈴木さん)

身近なもので掃除する方法もあるそうです。

「重曹やお酢が役に立ちます。排水口などに重曹を振りかけ、そこに温かいお酢をかけてください。発生した炭酸ガスが、汚れを分解して落ちやすくなります。また、お酢には消臭の働きもあります」(鈴木さん)

対策(4)原因が水道管の問題の場合は?

水道管が原因である場合の臭いは、どうすれば除去できるでしょうか。

「配管のすき間などから臭いがもれている可能性があります。その場合は緩みを締め直したり、すき間を埋めることで改善できます。小さなすき間であれば、自分で修理することも可能でしょう。使用するものは、パテやテープなど。ホームセンターで簡単に入手できるので、配管のすき間をパテやテープでふさいで修理してください。

自分で修理しきれない場合は無理をせず、水道の修繕業者など専門業者に任せたほうがいいでしょう」(鈴木さん)

脱臭するにはどうしたらいいか

発生してしまった臭いを取るには市販の脱臭剤を使うのが一般的ですが、身近なものを脱臭剤として使う方法も教えてもらいました。

「手軽な脱臭剤として使えるのは重曹です。容器に適量入れてフタをせず、臭いが気になるところに置くだけで脱臭できます。重曹には湿気を取る働きもあるので、一石二鳥といえるでしょう。

そのほか、お茶を出し終わった茶殻をよく乾かし、容器に入れて置く方法。同じくコーヒーを淹れた後のコーヒーかすを使う方法があります。また、炭も脱臭に有効です」(鈴木さん)

シンク下の嫌な臭いは、原因を突き止めてそれぞれの方法で対策すれば、除去できることがわかりました。キッチンを快適にすることで、暑くて湿気の多い夏を乗り切りましょう。
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